どうも、キョウです。今回はちょっと不思議な世界観の映画「コンスタンティン」を紹介しようかと思います。天使や悪魔が人間界に入り込むって、どんなジャンルの作品だろう? アクションか、それともファンタジーか…。実際観てみると、ホラーっぽい始まりから次第に規模が拡大していくから、ジャンルをひとまとめにするのは難しい感じ。でも、その“どこにも分類しづらい”ところが、逆に魅力なのかもしれませんね。
主人公は、すでに地獄行きが約束されてしまった男・ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)。過去の“ある出来事”をきっかけに、天国にも見放されたような状態で生きているんだけど、その運命を変えるために悪魔狩りをしているんです。エクソシスト的な要素がありつつも、ストーリーが進むにつれて「そうきたか!」という展開が次々に待ち構えていて、個人的にはかなり楽しんだ作品です。
ちなみにキアヌ・リーヴスは「マトリックス」で一気に世界的な人気を獲得した俳優ですけど、ここでも独特のクールな雰囲気は健在。タバコをふかしながら、シニカルな表情で悪魔に立ち向かう姿は絵になるんですよねぇ(^_^)
あらすじ:エクソシスト風の幕開けからスケールアップ
物語の冒頭は、まさにエクソシスト系のホラーを思わせる始まり方。悪魔憑きと対峙する主人公、神父さんや教会、怪しげな儀式……。でも、そこから一気に世界観が広がっていくんですよ。天使は天使で、人間界のために活動しているのかと思いきや、どこか含みを感じさせる動きを見せるし、悪魔は悪魔でそれぞれが勝手な目的を持って動いている。
コンスタンティンは「自分が地獄行きなんて冗談じゃない!」とばかりに、必死で悪魔を地獄に送り返しながら“点数稼ぎ”をしているようなイメージでしょうか。彼自身、かなり荒んでいて、決して“善人のヒーロー”というわけじゃないところがまたいいんですよね。
正直、「あいつが悪巧みの黒幕だったのか!」という大どんでん返し的な場面も登場して、観ているこっちとしては油断ならない作品。ホラー苦手でも、そこまで怖がらずにストーリーを追いかけていけるのも魅力かも。もちろん、ビビリな人にはちょっと刺激が強いシーンもあるかもですが(笑)。
天使と悪魔、そして人間の運命
若い頃って、天使や神様よりも、堕天使ルシファーとかサタンとかにカッコよさを感じる時期ってありませんでしたか? 例えば、自分なんかも「神様のほうが実は悪いんじゃないの?」なんて妄想していたりして。実際にはそんな単純な話じゃないけど、こういう映画を観ると、天使VS悪魔という構図だけでワクワクしてしまうんですよね。
ところがこの「コンスタンティン」に出てくるサタンは、もう見事に“サタンらしさ”全開。ワガママで自分勝手、しかも相当な悪役っぷりを見せてくれます。昔はサタンってもっとクールにしてるイメージだったけど、ここでは“あぁ、これぞサタン”と思わせる強烈キャラでしたね。
そして天使ガブリエルが、また「天使のくせにどこか気に食わない…」って感じなんです。演じるのはティルダ・スウィントン。個人的には好きとか嫌いとかではなく「妙に気になる…!」っていう俳優さんなんだけど、このガブリエルは一筋縄ではいかないですよ(笑)。天使ってもっと神々しく優しい存在かと思いきや、すごくドライで冷たい雰囲気を漂わせるんです。そこが逆に魅力なのかもしれないけど。
ある意味、人間と天使と悪魔が入り乱れて「おいおい、どっちが善でどっちが悪なの?」と混乱しそうになりますが、その複雑さこそが見どころのひとつだと思います。

サタンとガブリエルのインパクト
正直なところ、この映画のサタンやガブリエルは、主人公のコンスタンティン以上に印象を持っていくところもある気がします(^_^;)
サタンは登場シーンから存在感がハンパなくて、「あ、これ絶対にヤバイやつだ」と一発で分かる。やることも残酷で、しかも妙にコミカルなニュアンスも混ざっているから不気味さ倍増。
ガブリエルは「天使がまさかそっち寄りなのか?」みたいな展開を見せてくれるし、ある意味サタンよりもやっかいなキャラかも。言動のひとつひとつが上から目線というか、いけ好かないって言われても仕方ない(笑)。
でも、この二人が物語にしっかり刺激を与えてくれるからこそ、コンスタンティンの苦悩や戦いぶりが映えるわけです。そこに「実はあいつが…」という要素も絡んでくるから、最後まで目が離せないんですよね。
エンドロール後も見逃せない!
この映画、エンドロールが終わったあとにも重要なシーンがあります。意外とこの手の作品って途中で席を立っちゃう人もいるけど、もったいない! 最後の最後にチラッとおいしい場面が用意されているので、お家でDVDや配信で観る方はぜひ最後まで見届けてください。
個人的にはこのラストシーンで「おお、そうくるのか…」と変に納得させられました。映画全体のストーリーやキャラの立ち位置が少しだけ変化するような、ちょっとお得なオマケみたいなものですね。
それと、全体的にホラー要素はあってもグロさ全開というほどでもないので(多少血やおどろおどろしいシーンはあるけど…汗)、苦手でも意外と観れちゃう人はいるかも。それより「天使や悪魔が入り乱れる世界はちょっと怖い」という精神的な部分の方がハードル高いかもしれませんが、キアヌ・リーヴスが好きならぜひ一度挑戦してみてもいいんじゃないかなと思います。
まとめ:天使と悪魔のはざまで揺れる人間
「コンスタンティン」は、天国と地獄の境界線で生きる男が、自分の運命にあがきながら戦うアクションファンタジー。
- 天使なのに「なんかイヤだ」っていうガブリエルの存在感
- サタンが登場するだけで空気が変わる不気味さ
- エンドロール後の隠しシーン
といったポイントが見どころかな、と。
個人的に若い頃に「堕天使カッコイイよね~」なんて盛り上がっていたのを思い出しながら、結局は「やっぱりサタンって怖いわ…」と再認識させられました(笑)。でも、この映画を観た後だと「天使だってけっこう怖いかも…」って思うんですよね。
もし「まだ観ていないよ~」という方は、ちょっとダークな世界観に足を踏み入れてみませんか? 結構クセになるかもしれませんよ(^^)b
以上、キョウでした。最後まで読んでくれてありがとうございます! 今回は天使&悪魔の話だから、いつもの「小市民的な日常」感は少なめだったかも(^_^;) でも、現実逃避できる映画ってホントに良いよね。普段はのんびり屋の俺だけど、こういう作品を見るたびに「もし悪魔と遭遇したらどうしよう…」とか妄想しちゃう(笑)。
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