PR

次女の卒業式で泣いた話 〜PTAと感情と、すき焼きの記憶〜

いやぁ、ついに来てしまいました。
我が家の次女、小学校卒業です!

毎年この時期になると「もうそんな季節かぁ〜」なんて思ってたけど、いざ自分の子どもが卒業するとなると…ね? なんかこう…しみじみしちゃうというか、時間の流れの早さに驚くというか…
…って、そんなこと言いながら、卒業式の最初は全然普通だったんだけどね(笑)


実は、今年はPTAの6年生委員もやってたんですよ、ワタクシ。
なんと、卒業記念品の担当。

えぇ、選びましたとも。子どもたち61人分の記念品を!
「これは実用的だけど、味気ないかな〜」「記念として残るやつがいいかな〜」とか思いながら、数日間ネットとカタログをにらめっこ。完全に趣味の世界に突入してました(^▽^;)

そして、なぜか父親のPTA委員は俺だけだったという事実( ゚д゚)
ほんと、他にもう一人でも男性いてくれたら違ったのに〜!
ママ友たちの輪に入れず…話題にも入れず…でもって人見知りだから、自分からも話しかけられず…。
地味にハードモードでした(苦笑)


さて、話は卒業式当日。

朝から「泣いちゃうのかな〜」なんて身構えてたけど、意外と平気。
式が始まっても「おぉ、整然としてて立派だな〜」くらいの冷静さ。

卒業証書授与の場面も、「転ばないか?」「渡す順番間違えないかな?」なんて余計な心配ばっかしてて、感情が入る隙なし(笑)
担任の先生が名前呼びながら泣いてるの見ても、「あー、先生泣いてる。がんばれ〜」くらいで、なぜか他人事モード全開。

俺、冷たい人間なのか!?…と思ったくらい(笑)


でも、来ましたよ。
感情のスイッチが「カチッ」と入る瞬間が。

卒業生たちがずらーっと前に並んで、一人ずつ一言ずつ発して、全体でひとつの文章を紡ぐやつ。
「先生!」「今までありがとう!」「迷惑かけたけど!」「大好きでした!」みたいな感じでリレーするやつね。

そのときに、自分の娘がしゃべる番をドキドキしながら待っている様子を見て…。

なんだろう…
小学校の入学式の日の記憶がぶわーーーっと蘇ってきたんだよね。


あの日、入学式の前日。
祖父母の家ですき焼きを食べて、テンション上がってた娘が、突然「お腹痛い…」。
夜には嘔吐。翌朝には病院へ。まさかのウイルス性胃腸炎の診断Σ(゚д゚lll)

「入学式、出られないかも…」って泣きそうになったけど、本人が「行きたい!」って言ってくれて。
根性で参加したものの、途中で立てなくなってしまって…
あのときの小さな背中、心細そうな顔、今でも忘れられない。

そんな思い出がフラッシュバックして、「あぁ…あの子が…今、ちゃんと卒業してるんだ…」って思った瞬間に、
目の奥から何かが…ぐぐぐっと…きたんです。


でもね、泣いてるのバレるの恥ずかしくて…
マスクしてるし、ごまかせると思ってたんだけど…

出るよね、涙って。後から後から(笑)
しかも、こらえようとすると余計に声出そうになるし。

おかげで、そこから先の式、ほとんど覚えてないっす(^▽^;)

市の教育委員会の人の話? なんかの団体の代表の話?
なにそれ、美味しいの?ってレベル(笑)

もう、ひたすら「変な声出すな、俺!」って自分と戦ってたわけですよ。


で、結局、娘が何を叫んだか、全然聞き取れなかったというオチ(笑)
でも、しっかり自分の番で言葉を発してたのは分かった。それだけで十分!

卒業式が終わった後、「なんか、一区切りついたなぁ〜」って感慨深い気持ちに包まれたけど、冷静に考えると、小学生が終わっただけなんだよね。

中学、高校、大学…
まだまだ子育ては続くし、お金も労力も、これから本番って感じかも( ;∀;)


でもね!
今回の卒業で、地味にうれしかったのが…
PTAも終わった!!
そして、毎週末の上履き洗いも卒業!!!(≧▽≦)

地味だけど、これ父親的には大きい(笑)

なんだかんだ言いながら、子どもと一緒に、俺も「小学校の父」を卒業できた気がして。
一歩、一歩、成長ってこういうもんなんだろうな。


あぁ…なんか書いてたら、またちょっとウルっときた(笑)
泣き虫になったなぁ、俺も(^^;)

ということで、次女の卒業式で父も色々卒業しました、という話でした〜!

コメント

タイトルとURLをコピーしました