いや〜、またやっちゃいました
棚の奥から、埃まみれのDVDをゴソゴソ…そして出てきたのがコレ!懐かしい!!!
『L – change the world -』!!!
そう、あの『デスノート』の名探偵・L(エル)を主役に据えたスピンオフ映画。
劇場で観た記憶があるんだけど、正直内容はほぼ忘却の彼方(苦笑)。
というわけで、再視聴してみたわけなんだけど……
ん?……んん?? やっぱり、なんか、違和感(笑)
「これはL…なのか?」という疑問からスタート
まずね、最初に声を大にして言いたい。
デスノートだと思って観ると……100%混乱します(^^;)
いや、そりゃスピンオフだから当然なんだけどさ、やっぱりあの緻密な頭脳戦とか、「名前を書かれたら死ぬ」っていう究極の駆け引きが脳に焼き付いてるからね。
今回のLはまさかの……
「走る」「逃げる」「飛行機に乗る」
え?Lってそんな機動力あったっけ!?Σ(゚Д゚)
原作ではう○こ座りでお菓子ばっかり食べて、プロ級のテニス技術を披露してたくせに(笑)
(あれはあれで意味不明だったけど)

内容は“バイオテロ VS 名探偵”という異色バトル
今回はデスノート関係なし。
物語の軸は「バイオテロを止めるために、Lが立ち上がる!」というハリウッドっぽい展開。
ウイルスを使って世界をリセットしようとするテロ組織に、Lが孤独な頭脳とわずかな仲間で挑むわけだけど……
やっぱり走るんだよ、Lが(笑)
いや、もうこの時点で「これは別人かな?」って思い始めてた(^^;)
でもね、そこを乗り越えれば案外面白い。
最初の違和感を「よし、別作品として楽しもう」と割り切ったら、ぐいぐい引き込まれました。

松山ケンイチのL、やっぱ好き
原作ファンのキョウとしては、正直最初に「L役が松山ケンイチ」と聞いたときは、心の中で土下座寸前だったんだけど、観てみたら……
あれ?ちゃんとLしてる!?
あの無表情なのに感情が滲む目つき、猫背のフォルム、お菓子の食べ方まで忠実。
これ、思った以上に再現度高くないか…?
そして今や、小雪さんと結婚して幸せそうだしね。姉さん女房……ハイボール飲んでるんだろうな…いいなぁ…チクショー(笑)


南原さん出てきた時の戸惑い
突然出てくるウッチャンナンチャンの南原さん。
しかもなかなか重要なポジション。
いや、待って。笑わせに来てるの?それとも本気?
もう脳内で「ヒルナンデス!」って声が響いてたよ(^^;)
これはこれで味があるけど、シリアスな展開との温度差がすごい。

そして問題の“ニア命名”シーン
はい、きましたよ。キョウの怒りポイント。
映画のラスト、Lが救った少年に名前を与えるシーン。
「お前の名前は……ニアだ。」
ちょ、ちょ、ちょっと待ってぇぇぇぇぇ!?Σ( ̄ロ ̄lll)
いやいやいやいや、ニアはあの銀髪のクールで知的な西洋系少年であって欲しかったんよ!
この映画での少年は、もちろん悪くない。でも、それを“ニア”って呼んじゃうのは違う気がする……
もう、最後の最後で「うわぁ…やっちゃった感」出ちゃったよ……。


総合評価:これは“Lが主役の新しい物語”として観るべし!
なんだかんだ文句も言いつつ、結局最後までしっかり観てしまったし、「これはこれでアリかも?」って思えてる自分がいるのが悔しい(笑)
ストーリー的には突っ込みどころも多いけど、映像は派手でテンポも良いし、“Lという存在の別の一面”を見せてくれる作品としては十分楽しめる。
個人的には、デスノートと全く繋がりのない、異世界Lの物語として見るのが一番ハマると思います(^^)


まとめ:思ってたのと違う。でも、それもまた良し。
- デスノートと思って観ると、確実に混乱します(笑)
- Lが走る、逃げる、叫ぶ!?異色すぎて逆に新鮮
- 松山ケンイチLはやっぱりハマり役!
- 南原さんは……癒やし担当?
- ラストの“ニア命名”だけは納得できないけど、それ以外は全体的に楽しめた!
ということで、『L – change the world -』、気楽に観るLムービーとしてはオススメ!
原作に思い入れがある人は、先にその“呪縛”を捨ててから観ると幸せになれます(たぶん)
ではでは、また“棚の奥から出てきた名(迷)作”でお会いしましょう〜!


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