こんにちは、キョウです。
押入れからまた1本、ちょっとレアなDVDを発掘しましたよ。
『夜明けの街で』。
原作:東野圭吾。主演:深田恭子&岸谷五朗。
ね?これだけでもう観る理由が十分でしょ?(笑)
たぶんね、これ買った当時のキョウは、東野作品にハマっていたのと、深キョンの圧倒的ビジュアルにやられて
「これは観なければならぬ!!」と使命感に駆られたんだと思うんです。……完全にビジュアル重視なやつね(^^;
で、今回改めて観てみたんですが――
こ、怖っっ……!!
ホラーとかそういう怖さじゃなくて、人間の感情って怖いわ…っていう、“生々しさ”がズシリと来る映画でした。
「不倫するやつなんて馬鹿だと思ってた」――からの落差
物語は、とある冴えない中年サラリーマン(岸谷五朗)が、若くて美しい派遣社員(深田恭子)・秋葉に惹かれ、不倫関係に突入していくお話。
あらすじだけなら「ありがち」なんだけど、ここに15年前の少女殺害事件が絡んでくる。
「ああ、これは不倫に絡めたミステリーだな?」と思っていたら、想像以上に“不倫”の方がメインだったという衝撃(笑)
だってさ、殺人事件の謎解きはあくまで背景で、怖いのは“女心”と“男の愚かさ”のリアリズムなんだもの。
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惚れてまうやろーーー!の破壊力
もうね、深田恭子が演じる秋葉がとにかく罪深い。
あのしおらしさ、けなげさ、ちょっと危うい雰囲気……
はい、男は全員やられます。例外なし。
スキー場に新幹線で駆けつけるくだりなんて、あの背景に「恋人の聖地」って書いてなくても、
完全に“落としにきてる”演出でしょ!?
しかも、「家族に迷惑をかけたくないから」と、すべての責任を背負いながら嘘をつく女ですよ……。
惚れない理由がない!!!
……いや、ダメなんだけどね。不倫は。理性では分かってる。でも感情がね……。
キョウは叫びます。
深キョンだったら、不倫する!!!(断言)
……はい、馬鹿です、分かってます…。


でもやっぱり、不倫は怖い
観ている最中はドキドキしながらも「これは…ロマンス?」と思っていたんですが、
後半に向けて段々と雰囲気が変わってきます。
彼女の抱えていた過去、殺人事件との関係、そして最終的に主人公が味わう“一生続く地獄”。
これがね、じわじわとくるわけです。
「不倫は誰も幸せにしない」
この言葉が、こんなにリアルに響いた映画は初めてかもしれない。
最後に奥さんが言う
「これは一生済まない話」
……もうね、これは刺さる。背筋が凍る。
しかも夫婦生活が続いていく中で、その“済まない話”が常に生活の中に潜み続けるって、ホラーより怖くない?


東野圭吾×大人の恋愛×ミステリーの絶妙なバランス
さすがは東野圭吾先生。
単なる不倫ドラマにしないところがすごい。
殺人事件の伏線もしっかりあって、途中までは
「え、もしかして彼女…!?」って考察しながら観てたけど、
最後まで観ると、ミステリーはミステリーでちゃんと意味がある。
でも、それよりも印象に残るのは、不倫における人間の弱さ、儚さ、そして狂気なんですよ。
男の浮気心も、女の執着心も、「分かる…」と思ってしまうところが怖い。
誰でも、どこかで踏み外す可能性を持ってる。
だからこそ、この映画がリアルに刺さってくるんです。

「奥さんはきっと知っている」という恐怖
個人的に一番ゾワっとしたのは、奥さんの静かな言葉。
「これは一生済まない話」って、あれ、完全に分かってるやつじゃん。
でも責めない。責めないのが逆に怖い。
一生、何かを背負いながら生活するって、すごく重いことだと思う。
それを黙って受け入れる奥さんも強いけど、キョウだったら胃に穴が開きそう…。
「バレてないはず」っていう男の言い訳が、一番ダサい。
奥さん、全部分かってます。(全国の旦那さん、覚悟して…)
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まとめ:ドキドキとゾワゾワが交差する、恐怖の“大人の恋愛映画”
- 深キョンの破壊力、健在。恋に落ちる男代表:キョウ
- 東野圭吾らしいミステリーも展開はしっかりしてる
- 不倫のリアリティが怖すぎて、ミステリー要素が霞む
- 「一生済まない話」=小市民には重すぎるテーマ
- 観終わったあと、背筋がゾッとする余韻が残る一本
『夜明けの街で』――軽い気持ちで観ると火傷します。
恋愛映画でもなく、ミステリーでもない、“人生”そのものを見せられたような映画でした。
キョウはこれを観た今、「不倫は絶対にしません!!」と声を大にして宣言します。
……でも深キョンが新幹線で駆けつけてきたら……どうしよう(震)
ではでは、また気になった一本を掘り起こして、レビューしますね〜( ̄▽ ̄)ノ
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