さてさて、前回で「人形って奥深い!」と軽く感動してしまった俺ですが……今回はついに“日本の人形”の世界に突入します。はい、気づけば完全に沼の入り口です(笑)
展示室2に入ると、まず目を引いたのはやっぱり「ひな人形」。あの整然と並んだ世界、改めて見ると不思議すぎる。天皇と皇后(つまり内裏雛)を中心に、三人官女、五人囃子、右大臣左大臣……あのフォーメーション、冷静に考えると超構造的なんですよ。
しかも起源は平安時代の“ひいな遊び”だとか。おままごとや厄払いの儀式がルーツで、そこから“お雛様を飾る文化”に進化していったって、めちゃくちゃ尊い進化じゃないですか。それ、ドラクエで言えばスライムが神竜になったぐらいの跳躍力ですよ(違)
御所人形もいた。あの“ぽってり”した体つきと、妙に悟ったような顔。やたら白い肌と、くるんとした髪。……いや、あれ絶対、こっちの心を読んでます。可愛いとか通り越して、逆に怖い。でも好き(どっちだよ)。
展示ではほかにも市松人形やら、武者人形やら、名前も知らないような人形たちがわんさか。しかもどれも、作られた時代や地域によって顔つきが違うんですよ。これがまた面白い。
「これは〇〇時代の関西風ですね」とか説明文に書いてあると、「あーなるほど」って頷きながらも、内心は「え、顔で時代と地域わかるの!?」と軽く混乱(笑)。俺、いまだに「平成と令和の顔の違い」とか説明できないんですけど(^^;)
そして、ふと思ったんです。「なんで人形って、こんなにいろんな“顔”を持ってるんだろう?」って。
たぶんね、そこに作った人の“願い”とか、“守りたい誰か”がいるからじゃないかな。子供の健やかな成長を祈ったり、災厄から守るお守りだったり。つまり、人形ってただの飾りじゃなくて、“心を託す器”だったんだなぁって。
……って、急に語り出してすみません(笑)
でもね、博物館の中にいると、そういう“人の思い”が静かに積み重なってるのを感じちゃうんです。静かな展示室の空気が、なんだかやさしくて、少しだけ厳かで。
というわけで、今回はここまで。次回は、いよいよ“西澤笛畝コレクション”に突入します。もうね、あの人の収集熱はちょっと狂気レベル……だけど、その狂気がまた、胸に刺さるんです。
ではまた、沼の深みでお会いしましょう(^^)
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