展示室3に入ったとき、俺の中の何かがカチッと切り替わった気がしました。そう、ここからが“西澤笛畝(にしざわてきほ)コレクション”の世界。……いやもう、完全に“異世界”と言っても差し支えない。
この西澤さん、ただのコレクターじゃないんですよ。子供の頃から人形に魅せられて、集めて、調べて、守って……なんかこう、「ただの趣味でやってます」とかじゃなくて、“使命感”がにじみ出てる。
あ、でもここでちょっと自問自答。
「俺は……何かをここまで集めたことがあるか?」
……うーん、せいぜいゲームの実績コンプとか、ガチャの☆5狙いくらい? いや、それも立派な執念だけどね(^^;)
でも西澤さんは違う。人形ひとつひとつに文化的背景があることを知っていて、それを“消えゆく記憶”として残そうとしていた。展示されていた人形たちも、いわゆる“名品”だけじゃなく、ちょっとクセがあるやつとか、海外の民芸品っぽいのもあって……この人の収集哲学が透けて見えた。
たとえば、ちょっと欠けた顔の西洋人形があって。「なぜこれを選んだの?」って思うけど、そこに“完璧じゃない美しさ”を感じ取ってたのかもしれない。あぁ、わかる、俺もRPGのパーティーに絶対“ちょっとポンコツなキャラ”を入れちゃうタイプだから(笑)
そして思ったんです。
人形って、物そのものじゃなくて、それを見つめる人の“まなざし”がすごく反映される存在なんじゃないかって。
名前をつける。並べて飾る。箱にしまって、また出す。
そこにあるのは、物語であり、愛情であり、時には“執着”だったりもする。西澤さんは、そういう人の営みの全体像を、人形という小さな存在に重ねていたのかもしれない。
……って、俺は何を語ってるんだ(^^;)
でもね、本当に感動したんですよ。小さい頃、ひな人形をなんとなく眺めてただけの自分が、今こうして“人形の世界”に感動してるって、ちょっと不思議な気持ちです。
最後に、玄関のところに立っていた“人形職人のラブコメ漫画”の看板を見て思った。
――この世界、もっと広がるな。
人形って、まだまだ掘れる。推し活にも、創作にも、沼が無限に広がってる。
うん、俺もなんか“集める”こと、もうちょっと真剣にやってみようかな。何をって? ……まずは心の記録から。こうやって日記に残すことも、立派な“収集”だもんね。
というわけで、岩槻人形博物館レポート、これにて完!
ここまで読んでくれたあなたも、ちょっとだけ“人形”が気になってきたんじゃない? …俺だけ?(笑)
またどこかで、“誰かの物語”に会える日を楽しみにしています(^^)
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