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【第2回】開業するにはいくら必要?キッチンカー準備のリアルと内訳

はい、前回の妄想キッチンカー「小市民ダイナー」ですが。
妄想だけで終わらせるには惜しいので、今回はちょっと真面目に、「いくらで始められるのか?」を徹底解剖してみることに。

というのも、よく聞くんですよ。
「中古車使えば100万でいけるって聞いた!」とか、
「いやいや、最低でも500万はないと無理だよ」とか。

…ねぇ、どっちなのよ。

ということで、今回は「経験ゼロの人でもリアルにイメージできる」ように、コストの内訳や準備するものをできるだけ丁寧に解説してみるよ。

■ そもそも、何にお金がかかるの?

大きく分けて、開業までにかかるお金はこんな感じ。

① 車両本体(中古 or 新車)
② 内装・厨房設備の改装費用
③ 許認可・保健所関連費用
④ 必要な備品・什器・消耗品
⑤ 初期の仕入れ(食材・資材など)
⑥ 出店初期費用(登録・保険など)
⑦ 広告費(名刺、SNS素材など)
⑧ 当面の運転資金(3か月分目安)

これらを「最低限」で見積もっても250万円〜350万円はかかるのが現実。

じゃあ、それぞれの中身を見てみよう。

■ ① 車両本体&改装費用:100万〜250万円

車両は中古の軽トラックで50万〜、状態がよければもっと安く買えることも。
でも問題は「調理ができるように改装する」部分。これが意外と高い!

  • 中古車両:50万円〜100万円(軽バン〜1tクラス)
  • キッチン設備:シンク、給排水タンク、電源、換気、棚、作業台など
  • 改装費:100万円前後(業者に依頼)

DIYでやればもっと安く済むけど、「保健所の基準」をクリアする必要があるから、プロの手を借りる人が多いみたい。






■ ② 許認可取得&出店登録費用:3万〜10万円

「どこでも出せるわけじゃない」って話、前回したよね?

営業には「食品営業許可」と「移動販売届」が必要で、さらに出店先ごとの登録料や手数料も。

  • 食品営業許可(保健所):1万〜3万円
  • 営業許可用の講習受講:1日コース(別料金)
  • 出店地の登録料(公園・イベント等):1日1,000円〜10,000円

イベント出店の場合は「出店料」も必要で、1ブース2日で3万〜5万円とかザラにある…。ここ、意外と盲点。

■ ③ 備品・什器:10万〜30万円

これも地味にかかる。

  • レジ(タブレット+アプリ):3万円〜
  • のぼり・看板:2万円〜
  • ユニフォーム(Tシャツ、エプロン):5,000円〜
  • 洗剤、手袋、タオル、ゴミ袋:地味に嵩む!

あと、「保健所がチェックする備品」もあって、“二層シンク”や“保温・冷却機器”なども基準に含まれてる。
そこをケチると、営業許可が取れないリスクがあるから要注意。






■ ④ 仕入れ&運転資金:30万〜50万円

開業してすぐ儲かるわけじゃない。
「赤字スタート」も当たり前。

だから運転資金(生活費含む)を3か月分は見積もっておくのがベスト。

  • 食材・包材:10万前後(オープン時仕入)
  • ガソリン代・駐車場代:1〜2万/月
  • 保険(車両・PL保険):2〜5万/年

意外と「忘れがち」だけど、商売を“続けるためのお金”を考えることが大事なんだよね。

■ トータル試算:300万前後が“現実ライン”


中古車ベース(改装済):100万円
許可・登録料:5万円
備品一式:20万円
食材・包材:10万円
運転資金:50万円
予備費(不測の出費):20万円

= 合計:約305万円

どう? 「意外とリアル?」 それとも「そんなにかかるの!?」って驚いた?

俺は正直、最初にこの金額見た時に 「うん、バイトでしばらく耐えよう…」って思ったよ(^^;)

■ キョウ的まとめ:夢の屋台は、意外と現金主義

  • 「キッチンカー=安く開業」は間違いじゃない。でも「決して安くはない」
  • 出店にはルール・基準・許可があって、適当に始めると詰む
  • 続けるには、生活費も含めた“全体資金設計”がカギ

ということで、次回は…いよいよアレをやります。

→「第3回:1日何人来れば黒字?リアルな損益シミュレーション」

俺の計算式が火を吹くぞ…(たいして得意じゃないけど)






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