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【第4回】行列ができるキッチンカーは何が違う?現場と数字から読み解く“勝ちパターン”

「キッチンカーって儲かるの?」という疑問から始まったこの連載も、いよいよクライマックスに近づいてきた。

今回は…

「なぜ、あの店だけ並んでるの?」

その謎を、戦略・動線・メニュー・雰囲気などの観点から、がっつり分解していくよ。
(え、俺? まだ妄想段階だけど、現場リサーチは怠らない主義です(^^;))

■ まず結論:ウマいだけじゃ、売れない

これ、真実。
「味がよければ売れる」って思ってた時期が俺にもありました。

でも現実は違う。
逆に言えば、“普通においしい”+αがちゃんとある店に、人は並ぶ。

■ 行列店の共通点(リアル観察より)

いくつかのフェス、公園、マルシェを見てきた中で、明らかに「人を惹きつける力」がある店って、だいたいこんな特徴があった。

  1. 写真で“食べたくなる”メニュー
  2. わかりやすい世界観とコンセプト
  3. 「限定感」の出し方が上手い
  4. SNSや口コミを活かす工夫がある
  5. 行列の“演出”をしている

1. 写真で“食べたくなる”が命

まず、アイキャッチの力がすごい。
「映える」とかじゃなくて、“直感でウマそう!”と思わせる写真、出し方、構図。
逆に言えば、写真がダメだと味が良くてもスルーされるのがこの世界。

例:
✕→ 小さな写真、説明だけ、値段の文字が主張してる
〇→ ドーンと1枚! 湯気! カット断面! 笑顔の食べる瞬間!

2. 世界観がはっきりしてる

たとえば「台湾屋台風バインミー専門店」とか「地中海ハーブカレー」とか、
“〇〇っぽい”“〇〇な気分のときに食べたい”って想像させる店は強い。

逆に「なんでもある系」って、一見お得だけど埋もれやすい。

3. 限定メニュー or 曜日限定

「今日しかない」「次はいつかわからない」って、やっぱり強い。

・「数量限定カレーパン(揚げたて)」
・「土曜だけのフルーツサンド」

たとえリピートできても、最初の来店を引き出すための“理由”として効果絶大。

4. SNS運用が地味に効く

今日どこに出店してるか? って実はあんまり分からない。
だから毎朝「今日は〇〇にいます!」って発信するだけで、常連客はちゃんと来てくれる。

しかも、お客さんが写真撮ってタグ付けしてくれたら、その投稿が次の来客を連れてくる。
いわば、静かなる口コミ爆弾。

5. 行列が“広告”になる

これはちょっとズルいんだけど…
人が並んでる=良さそうな店っていう“錯覚効果”、あれほんと強い。

だから、あえて「提供をちょっとゆっくりにする」とか、
「メニュー選びの会話を丁寧にする」とかで、自然に列を生む演出をしてる店もあるとか…。うまい(笑)






■ 成功してる人は“戦略的に目立ってる”

売れてる店の人に話を聞くと、やっぱりちゃんと考えて“仕組み”を作ってるんだよね。

  • 売上の5%を「写真・ポスター更新」に使ってる
  • 毎週「食べ比べ投稿」してくれたら100円引き
  • 営業前に出店先の人と挨拶 → 優遇されるチャンスGET

要するに、「料理人」じゃなくて「経営者」として動いてる。

■ キョウ的まとめ:味より前に、人は“意味”で選ぶ

これはもう、日常の買い物でも同じなんだけど、
人って「おいしそう」より「これは私向きだ!」って思った瞬間に財布を開く。

だから、売れるキッチンカーは

  • “意味づけ”(コンセプトや体験)
  • “見た目”(写真、デザイン)
  • “接触頻度”(SNS、イベント)

この3つをちゃんと設計してるんだなぁとしみじみ思った。

さて、いよいよ次回で最終回!

「俺がキッチンカー始めるなら、こう動く」
戦略、資金、場所、メニュー、プロモ…フルで妄想実行してみます!

「第5回:妄想だけどガチ!小市民が挑むキッチンカー経営計画」











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