懐かしいけど…今見るとちょっとゾクッとする
たまには昔の映画でも観るか〜ってことで棚の奥から引っ張り出してきたのが『アイ,ロボット』。
…うん、Blu-ray買ってたんだよね。どんだけ好きだったんだ、昔の俺(笑)
公開は2004年。もう20年も前!?って衝撃とともに再生ボタンを押したら…これが、意外と色褪せてない。
むしろ今だからこそ刺さるというか、「あ、これ…2025年の世界でも起きそうやん?」ってなった。
舞台は2035年のシカゴ。ロボットが一家に一台みたいな時代になってるんだけど、そこでロボット工学の偉い博士が謎の転落死を遂げるのよ。
もうね、「はい、事件です」って感じ。
で、出てくるのがスプーナー刑事(ウィル・スミス)。この人、ロボット大嫌い。
もう「偏見の塊かよ」ってくらいロボットに冷たい。でも、それには理由があるんだよなぁ…(後述)
そんなスプーナーが、この事件の裏に“人間に似た”ロボット「サニー」が関与してるかも!?ってことで捜査に乗り出すんだけど、
まぁ、このサニーがまた…クセが強いんじゃ!(笑)
スプーナー刑事のツンデレっぷりに惚れる
ウィル・スミスって基本的にカッコつけキャラなんだけど、この映画では“ツン”が強め。
「ロボットは信用ならん」って毎回のようにボヤいてるくせに、行動はめちゃくちゃ熱血刑事(笑)
ロボット相手に単身で突っ込んでくし、爆破シーンでは車ごと吹き飛ばされるし、
「もはやロボットより無茶するやん」って誰かツッコんでやってくれ。
でもね、俺が一番グッと来たのは、そんな彼が「サニー」というロボットと“徐々に心を通わせていく”ところ。
最初はバチバチだったのに、気づけば仲間に…なんかもう、友情モノじゃん、これ。
そして、名シーンきたる。
「人間は救いようがない。その理論が分かりませんか?」
「分かります。でも、それには少し心がない。」
うおぉぉ…!そのセリフ、胸に刺さるぅ…!
理屈より感情。そこが人間らしさなのか…いや待て、サニーもめちゃくちゃ人間っぽくない?
…てか俺より感情豊かじゃない?(笑)
この映画、ただのアクションSFじゃなかった
ぶっちゃけ最初は「ウィル・スミスがロボットと戦う映画でしょ?」くらいのノリだった俺。
でも違った。これ、「人間ってなんなの?」って問いかけてくる映画なんだよ。
ロボットは「三原則」に忠実に動くけど、それが必ずしも正義じゃない。
逆に、人間は自由に動けるけど、その自由が暴走することもある。
じゃあ、果たしてどっちが“マシ”なの?
そして出てくるのが、「人類全体を守るために、個人の犠牲はやむを得ない」というゼロ条的な思考。
怖っ!!!ってなるけど、冷静に考えたらそれも一理あるんだよなぁ。
…って、こんなこと考えてるうちに、ストーリーはどんどん盛り上がっていくわけです。
後半はアクションも爆発も全開で、「観たかったやつキター!!」ってなるし、
最後はちょっと切なくて、でも希望が見える終わり方。
うん、やっぱりこの映画、俺の中では名作なんだよね。
ロボットに感情があるって、どう受け止めるべき?
正直、ロボットが「夢を見た」とか言い出したときは、
「はい来ました〜、アシモフ案件〜!」って思ったよね(笑)
でも、サニーの描写がすごいのよ。
「夢を見る」「悲しむ」「迷う」「怒る」…なんだこれ、人間じゃん。
っていうか、うちの部長より全然人間味あるんですけど!?(°д°)
そのくせ超人的な身体能力持ってて、戦えばめっちゃ強い。
だけど心はナイーブ。ロボット版・中二病男子爆誕って感じ(笑)
しかも絵も描いちゃうんだよ?
あの絵、後々の伏線だったりするんだけど、
「あぁ、彼にも“伝えたいもの”があるんだな…」って、胸がギュッとなった。
感情って何?心って何?って、観ながら哲学モードに入りかけるんだけど、
気づけば「いやいや!今はアクションだろ!逃げろ!」って急展開になるから、
頭と感情が忙しい(笑)
現実とフィクションの狭間で、ふと考える
俺、この映画観たとき「そんな未来、来るわけないやん」って笑ってたんだよね。
でも、今さ…AIチャットボットが当たり前になって、
掃除も料理も配達もロボットがやり始めてる時代じゃん?
この映画の舞台が2035年でしょ?
あと10年、いや、5年で似たような未来が来てもおかしくないよね…。
そのとき俺たちは、どうやってAIやロボットと向き合うんだろう?
技術って便利で、でも時に冷たい。
人間は不完全だけど、そこが味でもある。
…って真面目なこと言ってみたけど、俺はたぶん将来ロボットに振り回される側だな(笑)
キョウ的まとめ:この映画、観る価値あります!
改めて思った。
- アクション映画としてもテンポ良くて爽快
- SFとしての世界観がリアルでワクワクする
- サスペンス要素がしっかりしてて緊張感も◎
- そして何より、「人間って何?」という問いが静かに心に残る
あとね、コンバースのスニーカーが妙にかっこよく見えるのよ(笑)
スプーナー刑事、やたら靴にこだわるよね。
「俺も履いてたわ…」ってちょっとニヤけた(でも今は無理。足痛くなる(^^;)
そんなわけで、『アイ,ロボット』。
ちょっと懐かしさもありつつ、今こそ観るべきSFかもしれない。
これを機に、昔の名作を見返すってのもアリかも?
そのときは、またブログ書きます!(^^)
さて、ここで小市民的妄想タイム
…もし俺がスプーナー刑事だったら?
まずロボットにあんなに食ってかかれない。
絶対「すみません!間違えました!」って謝って終わる(笑)
そもそもロボットに追われたら、即座に足つって終了(^^;
あの高速道路でのバトルなんて、俺だったら乗る前に吐いてる。
つまりね、映画の主人公はやっぱすごい。
俺はせいぜい、コーヒーサーバーに感謝する日常がちょうどいい(笑)
最後にひとこと。
この映画、観てない人は一度観てみて。
観た人は、もう一回観てみて。今の時代の視点で。
それだけで、ちょっと心が動くかもしれないから。
じゃあ、今日はこのへんで。
俺もそろそろ、部屋の掃除ロボットに感謝して、アイスでも食べます(^^)
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