【映画レビュー】REDリターンズ──地球を救うのも体力いるよね、な年齢層（＾＾；

なんかもう…キャストの平均年齢がアクション限界突破（笑）

この映画、「REDリターンズ」。いやもう、タイトルからして渋い。
だって「RED」って“Retired Extremely Dangerous”の略でしょ？

直訳すると「超危険な引退者」だよ？そんなの、年金もらいながら敵を倒しちゃう系の人たちでしょ？
…まぁ、まさにそうなんだけどさ！（笑）

前作も観てたから「続編出てたんかーい！」って驚いたんだけど、今回もやっぱりお祭り状態。
ブルース・ウィリスにジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン…と、豪華俳優陣が“いつものメンバー”みたいな顔して戻ってきてくれる安心感たるや（＾＾）

そして新たに加わったイ・ビョンホンさん。
出てくるたびに「今度は何してくれるんだ！？」と期待が止まらん（笑）

…いや、期待以上の脱ぎっぷりだったけどね？（笑）

もはやREDリターンズ、別名「イ・ビョンホン腹筋祭り」でもいいんじゃないか？と本気で思ったのは俺だけではないはず。
いやね、もちろんアクションすごかったよ？さすが「世界一の殺し屋」設定。
だけどなぜ脱ぐ…なぜ警察署のロッカー室でシャワーシーンなんだ…（笑）

（まぁ、わかった。ファンサービスね？イ・ビョンホン推しの人たちに向けた“カロリー高め”の供給ね？）

でも個人的には、「いやそこ爆発でしょ！」と思ったシーンが腹筋だったりして、
ちょっとアクションがそっちに負けてたのが惜しい（＾＾；

ブルース・ウィリス演じるフランクは、もうお馴染みの“絶対に死なないおじさん枠”。
普通なら即死の爆発に巻き込まれても、なぜかスーツもシワひとつない。
…この辺の謎のタフネス、もうツッコミ入れる気力もなくなってきた（笑）

あと、ジョン・マルコヴィッチのマーヴィン。
この人、絶対アドリブでしゃべってるでしょ！？ってくらいフリーダムで、
しかも妙に深いこと言ってるようで、よく聞いたら何言ってるか分からない（笑）

でもそういう「真面目にふざけてる」感が、この映画のいいスパイスになってるんだよね。

ヘレン・ミレンさん演じるヴィクトリア。
この人ねぇ、優雅に話してると思ったら次の瞬間にはスナイパーライフル構えてるの。
スーツ姿で、紅茶の湯気が立ってるシーンと、銃口から煙が立ってるシーンが違和感なく繋がるんだよ？

俺なんか、朝コーヒーいれただけで「今日やった感」出してるのにさ（＾＾；

しかもブライアン・コックス演じるイヴァンとラブラブっぽくなってて、
「え、そっち展開ありなの！？」とニヤけてしまった（あのキスシーンは予想外（笑））

ストーリーはというと、冷戦時代の兵器“ナイトシェード”をめぐって、
フランクがまたまた世界規模の陰謀に巻き込まれちゃう感じ。

…うん、こういう時の引退スパイって、だいたい巻き込まれがちだよね（笑）

で、サラ（彼女ね）もだいぶ板についてきてて、今回はもう「巻き込まれヒロイン」じゃなくて、
ほぼ「一緒に暴走ヒロイン」になってたのが笑えた。

ふたりの会話、なんかもう夫婦漫才の域。
「ねぇ、撃っていい？」「…まだ待て」みたいな（笑）

そして忘れちゃいけないのが、ホプキンス御大。
最初は「え、やけに穏やかな博士だな」と思ってたら…あー、やっぱり狂ってたか！（笑）

どことなく『羊たちの沈黙』のレクター博士感があって、
この人の“含みのある笑顔”って、もうホラーなんよ（＾＾；）

でも、なんか憎めない。
狂気がチャーミングっていう、よく分からん魅力を炸裂させてた。

…うん、面白かったよ（笑）

前作と比べてちょっと「ありがち感」は否めないけど、
でもやっぱりこの“安心のキャスト陣”がワチャワチャやってるだけで満足。

爆発！カーチェイス！ジョーク！脱ぐ！（←イ・ビョンホン）
もうね、詰め放題の福袋みたいな映画です。

難しいこと考えず、週末の夜にポップコーン片手に観るのが正解。
「家で映画観るなら、やっぱこういうのがいいな」って気持ちにさせてくれる一本でした。

ただし、観終わった後に「俺もスパイになって世界を救うか…」とか思っちゃダメよ？
俺ら小市民は、せいぜい自分の財布と平和を守るのが精いっぱいです（＾＾；）

というわけで、
「気楽に楽しめるアクションコメディが観たいな〜」という方は、ぜひどうぞ！

…ただし、観終わった後に筋トレとか始めたくなる副作用があるかもしれません（笑）

（俺は…買って放置してる腹筋ローラーを、見つめ直すことから始めようと思う）

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