さて、ここまで5回にわたってバーコードの仕組みから最新のRFIDまでじっくり追いかけてきたけど…。
最終回は、より実践寄りの話をしようと思う!
「よし、うちでもバーコード導入してみようかな?」
…ってなった時、実は細かい落とし穴が結構あるのよ(´・ω・`)
俺の仕事や経験、そして現場あるあるを総動員して
「バーコード導入のコツ&やらかし防止ポイント」をまとめてみた!
① 印字品質をなめちゃダメ!
導入でまず軽視されがちなのがこれ。
- 印刷機の性能
- インクのにじみ
- 用紙の材質
特に低コストで済ませようとして安価プリンタ使うと、線の幅がズレたりかすれたり…。
→ 結果、リーダーが読み取れない(´;ω;`)
【コツ】
・最初に印刷テスト大量実施!
・PCS値(コントラスト値)チェック!
・用紙は反射しすぎない「マット紙」推奨!
② 読み取り位置・角度を意識せよ!
現場で「セルフレジで読めない!」の原因TOPクラスがこれ。
バーコードは:
- ラインが歪んでる
- 傾いてる
- 湾曲してる(缶・ボトル商品あるある)
だけで、途端に読み取り率が下がる。
【コツ】
・湾曲部分は避けて平面に貼る
・縦バー(通常通り横長)推奨
・貼る高さは読み取り機のスイートスポットに合わせる
③ シンボロジー設計を怠るな!
「適当にJANコード使っとけばいいや」で始めると後で泣く(^^;)
なぜなら、業界によって:
- 物流はCode128が強い
- 製造はCode39が多い
- 食品小売はJAN/EANが基本
…など最適シンボロジーが全然違うから!
【コツ】
・最初に「何に使う?どの分野?」をハッキリさせる
・可能ならGS1ガイドラインを参照
④ データベース連携の設計が超重要
これ、意外と技術担当が苦労する部分(笑)
バーコードに入ってるのはあくまで「ID」だけ。
そこから:
- 商品DB
- 在庫管理
- 価格マスタ
…と紐付ける仕組みが命。
ここがズレると「ピッ…でも出てこない…」の悲劇が量産される(^^;)
【コツ】
・コード体系を正規化
・台帳管理をしっかり
・途中の手作業更新は極力なくす(自動化)
⑤ リーダー選定は「汎用」でケチらない
安価なバーコードリーダーは:
- シンボロジー対応が狭い
- 斜め読みが苦手
- 長寿命ではない
…なんて地味に困るポイントが。
さらに最近はQR・1D両対応のハイブリッドリーダーが主流。
【コツ】
・将来の規格拡張も見据えて選定
・可能なら実物で現場試験!
⑥ 運用教育&ルール作りが案外カギ
これ、地味だけど最後に響く…。
・バーコードラベルを勝手に貼り替えない
・汚れたら即交換
・ピッと鳴らなくても焦らず対応
…など、オペレーションルールを明文化しておくだけで
「バーコードトラブル減少率が体感3割改善」する(´∀`)
バーコード導入を成功させる5か条!
- 最初に「目的整理」をサボらない
- 印刷品質チェックは鬼のようにやる
- システム設計はプロを巻き込む
- リーダー選定は将来互換も見る
- 現場教育&ルール作成を徹底
これ守るだけで、「現場で泣かないバーコード運用」はかなり現実的になる!
シリーズまとめ:シンプルの裏に超絶努力あり!
全6回通じて改めて思うのは…
「バーコードって、本当に地味だけど偉大なインフラ」だってこと。
- 毎日ピッと鳴るだけのあの音の裏に
- 光学・情報理論・符号理論・データ設計・現場運用
- …全部が積み重なって支えてる
いやーほんと、調べるほど「Simple is Best」の奥深さを実感したわ…(´∀`)
最後に:あなたの現場でもバーコード、見直してみません?
もし今、バーコード運用してる現場があったら…。
ぜひ一度このシリーズを振り返って、改善のヒントに使ってもらえたら嬉しいです!
「便利に使ってたけど…奥が深かったんだなぁ」と思ってくれたら、今回のシリーズは大成功!
ではでは、また別のネタでお会いしましょう〜(´∀`)ノ
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