「男の化粧」と聞くと、俺は少し身構える。
ファンデーション、アイシャドウ、リップ。
なんか急に舞台に立たされる感じがする。
小市民としては、まず袖に帰りたい。
でも最近、ドラッグストアの棚を見ると、男性向けのスキンケアやBBクリームが普通に並んでいる。
つまり、世の中は俺が思っているより先に進んでいる。
今回は、男性の化粧を「派手な自己演出」ではなく、清潔感を整える身だしなみとして考えてみる。
化粧というより“顔まわりの整備”と考える
男性の化粧と聞くと、いきなり濃いメイクを想像しがちだ。
でも現実には、もっと地味なものから始まる。
- 肌の赤みを少し抑える
- 眉の形を整える
- 唇の乾燥を防ぐ
- 青ひげや寝不足感を少しぼかす
- 日焼け止めで肌を守る
こう並べると、化粧というより整備だ。
髪を整える、ひげを剃る、服のしわを伸ばす。その延長に近い。

もちろん、やるかどうかは自由だ。
やらない人が遅れているわけでもない。
ただ、「男がそんなことするの?」と決めつける前に、選択肢として知っておくのは悪くない。
小市民が最初に試すなら“バレない方向”でいい
俺みたいなタイプがいきなり攻めると、たぶん落ち着かない。
鏡を見るたびに「今日の俺、顔に何か乗ってるな」と気になってしまう。
会議中も、相手の視線が肌に向いている気がしてくる。
誰も見ていないのに。
だから最初は、変身ではなく補正くらいでいい。
- 色つきではないリップクリーム
- テカリを抑えるフェイスパウダー
- 薄づきのBBクリーム
- 眉を少し整えるだけ
- 日焼け止めを毎朝使う
このあたりなら、目的は「盛る」より「荒れを目立たせない」。
清潔感の土台を整える感覚で始めやすい。
大事なのは“若作り”ではなく“疲れて見せすぎない”こと
年齢を重ねると、顔には生活が出る。
寝不足。乾燥。ひげ剃り負け。目の下のくすみ。
どれも人生の証拠ではあるけれど、仕事や人と会う場面では、必要以上に疲れて見えることがある。
そこで少し整える。
それは若者の真似というより、相手に余計な心配をさせない工夫に近い。
「元気そうに見せる」のではなく、「必要以上にくたびれて見せない」。
このくらいの目標なら、小市民にも手が届く。

やりすぎが心配なら、照明の下で確認する
男性メイクで怖いのは、やりすぎに気づきにくいことだと思う。
家の洗面台では自然に見えたのに、外の光では急に白い。
室内では平気だったのに、写真で見ると妙に粉っぽい。
これは、なかなか恥ずかしい。
だから最初は、少量で試す。
明るい場所で見る。
首との色の差を確認する。
落とし方も先に知っておく。
清潔感を出すつもりが、雑に塗って逆に不自然になると悲しい。
小市民のメイクは、勇気より慎重さで勝ちたい。
まとめ。男の化粧は“するかしないか”より“何のためか”
男性の化粧は、もう特別な人だけのものではなくなってきている。
ただし、全員がやるべきものでもない。
大事なのは、何のために整えるのかだ。
清潔感を出したい。
疲れて見えるのを少し和らげたい。
ひげ剃り跡や乾燥を目立たせたくない。
人前に出る日に、少しだけ安心したい。
理由がこのくらいなら、メイクは派手な変身ではなく、身だしなみの道具になる。
俺もまずは、色つきリップではなく、普通のリップクリームから始めます。
小市民の第一歩としては、それくらいがちょうどいい。


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