ガストのメニューを見て、思いません?
「え、なんでこんなに種類あって、しかもちゃんと全部それなりに美味しいの?」
しかも! 和洋中そろってて、スイーツもドリンクも手抜きナシ。 これって普通の店なら破綻します(笑)
というわけで今回は、ガストの“魔法のメニュー構成”の裏にある戦略を掘り下げていきます!
🍴「多いのにブレない」ガストメニューの正体
たとえば、ガストのある店舗でこう言われたとします👇
「ガストのチーズINハンバーグ、○○店は味が濃かった」 「いや、うちはちょっと薄めだったよ?」
──そういう“ブレ”が、ほぼない。
それがセントラルキッチン(CK)+メニュー設計のチカラなんです。
CKで下ごしらえされた料理素材を、店舗ではほぼ「仕上げるだけ」。 だから全国どこでも同じ味、同じクオリティで提供できる。
「豊富なのにブレない」理由は、まさにここ!
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📋 メニューの“種類”と“回転”に戦略あり
ガストのメニューって、定番だけじゃなく、 「期間限定フェア」「季節商品」「ご当地系」も混ざってきますよね?
でも、よーく見るとこうなってる👇 🧩 ガストのメニュー構成(ざっくり)
【定番】:チーズINハンバーグ、ミートドリアなど
【準定番】:和膳・パスタ・定食系
【季節商品】:フェアメニュー、旬食材、コラボ商品
【低価格商品】:299円小鉢、サイドメニュー、キッズ
【高単価商品】:ステーキ、プレート、スイーツ
【持ち帰り用】:弁当・丼・セット商品
つまり、コスト・回転・客層を考慮して、 「売れる商品」と「話題商品」をうまく組み合わせてるわけです。
📉 なぜ“原価率の高いメニュー”も出せるのか?
普通、原価率が高いメニュー(肉系・スイーツなど)は避けたいもの。
でもガストでは、意外としっかり出してくるんですよ。
これ、実は「メニュー全体の平均原価率」でコントロールしてるから可能なんです。
- 高原価でも話題になるメニューを「看板」に
- 一緒に注文される「低原価メニュー」(サラダ・ドリンク)で回収
- 全体としては利益が出るように設計
これ、マーケティングで言う「ロスリーダー戦略」に近いですね。
お客さんが「お得!」と思える商品で集客し、他の商品で回収するやつです。
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🧠 メニュー戦略は「心理誘導」でもある
例えば、メニューの見せ方にも工夫があります👇
- 中央にあるハンバーグ → 目を引く「主力商品」
- 左上の定食 → 高齢層向けの健康志向ゾーン
- デザートが右下に → 注文締めの“ついで買い”狙い
- セット価格 → 単品より割安感があるように見せる
こういうの、完全に「メニュー心理学」の領域です(笑)
そして、注文データはDXでしっかり分析されてる。
売れ行きのいい組み合わせ・価格帯・時間帯などはすべて数字で見てる。
数字で戦うガスト、恐るべし。
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📌 まとめ:メニューは単なる「料理一覧」ではない
- セントラルキッチンで品質と手間を均一化
- 回転率と客単価を意識した商品構成
- 原価率を全体でコントロールする仕掛け
- 視覚・心理を考慮した“魅せ方”
- データ活用で「売れるメニュー」を育成
……つまりガストは、
「料理も作るけど、数字でもメニューを作っている」ということ。
メニューって奥深いね。もう完全に“戦略商品カタログ”ですよ(笑)
🗨️ 今回の問いかけ&次回予告
あなたはガストで、ついつい頼んじゃう“お気に入りメニュー”ありますか?
俺は…正直「チーズINハンバーグ」一択です(^^;)
次回は、いよいよ最終回!
テーマは「ガストはなぜ“長寿ブランド”でいられるのか?」
時代が変わっても、コスパだけじゃない魅力を出し続ける秘密に迫ります。
どうぞお楽しみに!





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