さてさて、ついに来ました。
バッファロー「LS720D0802/N」。
Amazonからドドーンと到着して、玄関で受け取った瞬間「あ、思ったより箱がデカい」って軽くたじろいだんですよね。
実はここに至るまでに、第1回・第2回でさんざん「どのNASにしようか」「容量どれくらいで足りるんだろう」「家族に使ってもらえるのか」と悩み倒した経緯がありまして。
ようやく決断してポチったのが、このBUFFALOの2ベイNAS、LS720D0802/N(8TBモデル)ってわけです。
正直なところ、開封前にいちばん怖かったのは「また設定で詰むんじゃないか」という不安だったりします。
過去にNASを触ったときの「画面が固まる」「IPアドレスが分からない」「説明書の専門用語に殺される」みたいなトラウマが、心の奥底にしっかり残ってましてね。
それでもワクワクが勝つあたり、ガジェット好きの性なんでしょうかね(笑)。
今回は「開封の儀」から「設置→初期設定→家族の反応」まで、小心者なりの奮闘記をひとつずつお届けします。
派手なベンチマークも、ガチ勢向けのチューニングも出てきません。
あくまで「日常で家族と使えるNAS」を、小市民目線でリアルに語るシリーズの最終章、というつもりで読んでもらえると嬉しいです。
開封してビビった。「意外とコンパクトやん!」
まず箱を開けて、しょっぱなから良い意味で裏切られたんですよね。
「あれ、思ったより本体が小さいぞ」と。
昔のLinkStationって、もうちょっと「鈍器」っぽい筐体のイメージがあったんですけど、最近のモデルは縦長ですらりとしていて、A4のクリアファイルより小さいくらいの設置面積に収まる印象でした。
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◆内容物
・本体(ずっしり感あり)
・電源アダプタ
・LANケーブル
・簡易マニュアル
↑内容物はこれだけ。
シンプルすぎて「え、これで全部?」って一瞬不安になるレベルだったりします(笑)。
ただ手に持ってみると、見た目の印象と裏腹にけっこうずっしりしてまして。
HDDが2台入っているんだから当然っちゃ当然なんだけど、「これは持ち運び前提じゃないな、ちゃんと置き場所決めよう」と素直に思える重さでした。
うちでは結局、リビング横の作業デスクの足元にしました。
ルーターから近くて、コンセントが余っていて、しかも家族みんなが「あ、これがクラウドの本体ね」と認識しやすい場所、というのがポイントだったりします。
過去にPCを「書斎にこっそり置く」をやって、嫁から「で、これは何に使うやつなの?」と冷ややかに尋ねられた苦い経験がありましてね(←トラウマ)。
家族で使うNASは、家族の生活動線の中に置くのがやっぱり正解だと思うんですよね。
設置してみた → え、これLANケーブル挿すだけ?
設置は、正直に言うと、簡単すぎて拍子抜けしました。
手順は本当にこれだけだったんですよね。
- 本体を置きたい場所に立てる
- 付属の電源アダプタをコンセントに挿す
- 付属のLANケーブルを本体とルーターにつなぐ
- 背面の電源スイッチをポチっと入れる
以上。
昔のNAS設置で、IPアドレスを手動で振ったり、ファームウェアを焼き直したりしていた頃の苦労は何だったのか、というレベルです。
しばらくすると本体ランプがゆっくり点滅して、起動シーケンスに入ってる雰囲気が伝わってくるんですよね。
ここは慌てて電源を抜いたりせず、深呼吸して5分くらい放置するのが小心者の正解だったりします(笑)。
ちなみに購入前にいちばんビビっていたのが「HDDの換装って素人にできるんだろうか問題」でした。
結論から言うと、初期設定の段階では一切触る必要なしだったので、ホッと胸をなで下ろしました。
このモデルは出荷時からRAID 1相当(2台のHDDに同じデータを書く構成)でセットアップされているそうで、片方のHDDが壊れてもデータが残るように配慮されている、と公式の説明にもあるとおりなんですよね。
つまり、買ってきて電源とLANを挿せば、それだけで「壊れに少し強い保管庫」が出来上がるという発想。
これ、小心者にとってはめちゃくちゃありがたい設計思想だと思います。
「もっと容量がほしい」「もっと尖った構成にしたい」みたいなガチ勢向けの楽しみ方も、もちろんできるみたいです。
ただ、まずは何もいじらずに動かしてみるのが、家族と一緒に使うNASとしては正解だな、というのが今回の所感でした。
アプリの設定 → “予想外に”簡単だった件
さて、ここからが最大の難関(と勝手に思っていた)「初期設定」のターン。
結論から言ってしまうと…予想の10倍くらい簡単だった、というのが正直な感想だったりします。
手順としてはこんな感じでした。
- スマホに「SmartPhone Navigator」アプリを入れる
- 同じWi-Fiにつないだ状態でアプリを起動する
- アプリが家のネットワークの中からNASを自動で探してくれる
- 画面の指示どおりにポチポチ押していくだけ
- 管理用のパスワードと、共有フォルダ用のユーザーを作る
体感としてはこれで終わりでした。
「え、これで終わり?」と画面を二度見したくらいなんですよね(笑)。
昔のNAS設定で、ブラウザに謎のIPアドレスを直打ちして、英語のメニューを翻訳しながら設定していた地獄を思うと、もはや別の製品ジャンルって気がしてきます。
ちなみにここでつまづきやすそうなポイントをひとつだけ挙げておくと、「スマホとNASが同じWi-Fiにつながっているか」というところ。
うちでは最初、ゲスト用のWi-Fiにスマホがつながっていて、アプリがNASを見つけてくれない時間が数分ありました。
「うわ、やっぱり俺は設定で詰むタイプの人間だ…」と落ち込みかけたんですが、Wi-Fiをメインのほうに切り替えたら一発で認識した、というオチだったりします(笑)。
同じWi-Fi帯の中で名前を呼び合ってつながる、というのが家庭内ネットワークの基本だと言われているので、もしうまく認識しないときはまずWi-Fi接続先を確認、と覚えておくとよさそうです。
そして、地味にうれしかったのが「WebAccess」の設定。
これを有効にしておくと、外出先からでもスマホアプリ経由でNASの中身を覗ける、という機能なんですよね。
セキュリティ面が気になるので、パスワードは長めの英数字記号ミックスにして、共有フォルダごとに権限を分けるようにしました。
ここは小心者キョウ、めっちゃ慎重モードになる箇所だったりします。
感想としては、「俺でもできた」で全部説明できる難易度でした。
家族の反応:「これ便利じゃん!」(嫁公認ゲット)
NASを家庭に導入するときの最大の関門、それは技術トラブルでもなく、設定ミスでもなく、「家族の理解」だったりします。
ここを甘く見ると、せっかく買ったNASが「またパパが買った謎の機械」として家のホコリ製造装置になりかねないんですよね。
そこで、初期設定が終わってすぐ、嫁の前でデモンストレーション大会を開催しました。
「ねえねえ、ちょっと見て、これスマホから家の写真フォルダ全部見られるんだよ」とアプリを開いてみせる。
嫁:「え、これ私のスマホでも見られるの?」
キョウ:「うん、アプリ入れてパスワード入れたら、家族みんなで共有できる」
嫁:「あ、それなら私も使えるかも」
…よっしゃ。
「また無駄なモノ買って」のツッコミ回避、成功です(笑)。
そのあと、子どもたちにも見せてみたら、これがまた予想外にウケまして。
昔のスマホで撮った旅行の写真や運動会の動画を、リビングの大画面テレビにキャストして「あ、これ覚えてる」「ちっちゃい」とキャッキャしてくれたんですよね。
写真や動画って、撮ってからスマホの中で眠ったまま、誰にも見返されないことが多いと言われています。
うちもまさにそうで、「いつか整理しよう」と思いつつ、容量がパンパンになるたびにクラウドに逃がす、を繰り返していました。
NASを入れたことで、家族みんなで思い出を覗ける場所が一個できたのは、想像以上の価値だったなと感じています。
早くも「キョウ宅クラウド」は、家族サービスのインフラとして役目を果たし始めてくれている感じです。
導入してみて分かった「メリット」と「注意点」
ここで、実際に数日使ってみて感じた「良かった点」と「気をつけたい点」を、いったん整理しておきます。
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| ・設定アプリが優秀で、初期設定がスマホだけで完結する ・動作音が静かで、リビングや寝室の隅に置いても気にならない ・RAID 1相当の構成で、HDDの片方が壊れてもデータが残るとされている ・WebAccess経由で外出先からも家族全員アクセスできる ・アプリで写真・動画をテレビへキャストしやすい | ・細かいカスタマイズや凝ったRAID構成はガチ勢向けの世界 ・HDDの換装や本格的な復旧作業は素人だけでは厳しい ・初回はWi-Fi接続先・LAN差し込み口でつまづきやすい ・パスワードや権限設定をサボると外部アクセスの不安が残る |
注意点のところ、ちょっと長めに書いたんですけど、これは別にこの製品が悪いって話じゃなくて、「NASというカテゴリの宿命」だと思っているんですよね。
データを守るための仕組みが入っているからこそ、設定の自由度も、責任もそれなりに伴う、というだけの話。
それでも、キョウ的にはトータル大満足です。
「簡単で、静かで、家族みんなが使えて、データもそれなりに守られている」
小心者ホームサーバーに求めていた条件は、ほぼ全部クリアしてくれた感じだったりします。
まとめ:「キョウ宅クラウド、ついに完成!」
というわけで、3回にわたってお届けした「ホームサーバー探しの旅」、ようやく終着点に到達しました。
LS720D0802/Nは、キョウにとって「過去のNAS地獄」をギリギリ乗り越えるための最適解だったわけです。
- 設定は、スマホ1台でなんとかなるくらいシンプル
- 動作音は、リビング横でも気にならないくらい控えめ
- データ保護は、まずRAID 1構成で「片方が壊れても大丈夫」とされている設計
- 家族の受け入れハードルは、嫁が「これなら使える」と言うくらい低い
こうやって並べてみると、振り返り用のチェックリストとしても優秀なんですよね。
技術が好きで、でも家庭との折り合いを大事にしたい、いわば小心者ホームエンジニアには、ちょうど良い落としどころだなと思います。
逆に、こんな人にはあまりオススメしません。
- とにかく最新最速のスペックで殴りたいガチ勢
- 自分でLinuxを入れ替えるレベルでいじり倒したい人
- 家族と共有する予定が一切なくて、サーバーラック組みたい派
要は「家族と一緒に、データを安心して置いておく場所」がほしい人向けの製品だ、と理解しておくのがいいかなと思います。
昔の写真や動画が、スマホやPCのあちこちに散らばっているご家庭。
クラウドだけだと、なんとなく不安が残るけど、データは守りたい人。
そんな“小市民仲間”には、間違いなく検討候補に入れていい1台でした。
さて、次回はせっかくなので「NAS導入後、実際にどう活用しているのか?」というリアルな運用編を書いてみようかなと思っています。
写真の自動バックアップ、PCの定期バックアップ、家族用フォルダの権限設計あたり、地味だけど効いてくる話を、また小市民目線で語る予定だったりします。
もし「うちもNAS導入したよ」「設定で詰んでるんだけど」って人がいたら、コメントでぜひ教えてもらえると嬉しいです。


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