ニュースで新総理の話題が出た今、「国会って誰が何してるの?」をゼロからスッキリ!
衆議院と参議院の違い、委員会が“本番”な理由、法律や予算が決まる道筋、そして「テレビで見るケンカっぽい場面」の正体まで、キョウ目線でやさしく整理します。
最新事情(次期首相の選出手続きなど)もチラ見しつつ、明日からニュースが3倍わかる読み方を一緒に身につけましょう。
なお、国会の基本構造や委員会の役割は公式サイト情報に基づいています。
国会って“会社の取締役会”みたいなもの?
「予算委員会?また言い争い?」——わかる。俺もニュースを流し見してると、そう見えちゃう(^^;。
でも実際の国会は、国のルール(法律)とお金(予算)とトップ(総理)を決める“超・実務の場”。二院(衆議院と参議院)のダブルチェックで粗を潰し、最終的に国の進む道を決めてるのよ。
公式の説明でも、国会は二院から成り立ち、両院に本会議と委員会があり、委員会が詳細審査の場とされています。
ちなみに今(2025年10月)、自民党総裁選を経て高市早苗さんが次期首相に指名される手続きへ——というニュースが駆け巡っていました。つまり「最終的には国会で首相を指名する」プロセスが動いたわけです。
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国会の“全体マップ”を先に見る
| 要素 | ポイント | 出典のヒント |
|---|---|---|
| 二院制 | 衆議院+参議院。両方で審議・決定。 各院に本会議と委員会がある。 | 衆議院公式「Structure of the National Diet」など。 |
| 委員会中心主義 | 詳細審査は各分野の委員会で。本会議は“最終報告&採決”。 | 参議院「委員会」ページ。 |
| 衆議院の優越 | 予算・条約・首相指名などで最終的に衆院決が国会の決定に。 | 学習解説/教科書系まとめなど。 |
| 公開性 | 会議録・中継・資料は公開。誰でも追える。 | 国会会議録検索システム(NDL)。 |
| 憲法上の位置づけ | 「国権の最高機関」「唯一の立法機関」。三権の一角。 | 内閣官房(英語ガイド)など。 |
ここだけ押さえれば迷子にならない
(1)二院制の意味:スピード×慎重さの“両輪”
衆議院は任期が短く解散もある=民意を新鮮に反映。参議院は任期が長く解散なし=腰を据えた再チェック。だから同じ法案でも見方が違う。
最後に意見が割れたらどうする?——衆議院の優越というルールで詰めます(予算・条約・首相指名、再可決など)。
(2)委員会が“本番”な理由
本会議は“みんなの前”。でも細かい詰めは専門委員会で。
各院に常任委員会と必要に応じた特別委員会があり、ここで大臣や参考人を呼んで質疑、修正、採決を行い、本会議へ上げる流れです。
(3)総理ってどう決まる?
与党の党首が総理…っぽく見えるけど、最終的には国会の首相指名選挙で決まります。
だから総裁選のあと、国会で形式的ではあるが“指名”の手続きが行われ、新内閣が発足するわけです(まさにその段取りが動きました)
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「国会の仕事」を3行で言うと
- 法律をつくる・直す(立法)
- お金の使い道を決める(予算)
- 政府を選び、監視する(首相指名/国政調査)
公式の説明でも、二院制・委員会・立法機能が中核とされ、そこに予算・条約・人事などの重要決定が並びます。
| カテゴリ | 具体例 | よくある誤解を一言で修正 |
|---|---|---|
| 立法 | 内閣提出法案(閣法)・議員立法の審議と成立 | 「全部議員が一から」は違う。閣法が多数派 |
| 予算 | 各省から積み上がった予算案を精査し議決(先議は衆議院) | 予算委=スキャンダル会場じゃない 全政策を問う“総合質疑” |
| 条約 | 外交交渉の結果(条約)の承認 | 衆院優越あり |
| 政府監視 | 国政調査権、委員会での参考人招致、質疑、資料要求 | 対立は“チェック機能” 品質管理みたいなもの |
ニュースが“ケンカ”に見えるワケ(でも実像は違う)
テレビで流れるのは、言い合いが映える数十秒。だけど審議の8割方は委員会での地味な詰め仕事です。
資料の精査、条文の言い回し、附帯決議の文言調整…こういう“伝わりにくい努力”は映像的に地味。でも国の制度は、ここで磨かれてる。委員会こそ本番、は公式説明でも明記。
そして今期のように新総理が固まる局面では、「国会での指名」→「組閣」→「所信表明演説」→「代表質問」という一連の“型”が動きます。
ニュースは“瞬間”を切り取るけど、裏側では手続きのフルコースが走ってる、という視点で見るとグッと理解が進む。
一枚でわかる国会の仕組み
■国会の構造
■法律ができるまで(超ざっくり版)
よくある誤解・落とし穴
- 「予算委=スキャンダル劇場」 — いや、それはハイライトだけ。予算は国の全部門に関わるから、総理・全閣僚出席で政策総点検になる。だから外交から物価まで“何でも来い”
- 「野党=反対しかしない」 — 審議では修正協議や附帯決議づくりなど“改善の手”も多い。対立はチェック機能。品質保証部がうるさいのは仕事だから(笑)
- 「法律は議員が全部つくる」 — 現実は内閣提出法案(各省作成+内閣法制局チェック)の比率が高い。国会はそこで磨き上げる場
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今日から使える“ニュースの読み方”チートシート
- これは本会議?委員会? → 委員会なら「中身の詰め」。本会議なら「最終局面」
- 衆参のどっちの話? → 衆院はスピード&民意、参院は再チェック&安定
- 今どの手続き? → 指名→組閣→所信→代表質問…の並びを意識
(今期の総理交代ニュースはまさにこれ) - 一次情報は? → 会議録検索システムで議事の原文を当たる
ミニコラム:国会は“公開の場”——誰でも追える!
国会の会議録はネット公開。検索すれば、どの委員会で誰が何を質問し、どう答えたか、一次情報にすぐ届く。
ニュースの切り取りにモヤッとしたら、原文を見に行くクセが超オススメ。
まとめ
国会は「法律・予算・総理指名・監視」を、二院のダブルチェックと委員会中心で進める現場。映える口論より、見えない地味仕事が本体です。
今期は新総理の指名という見やすい“型”が動くので、ニュースを「手続きのどこ?」目線で追うと理解が一気に進むはず。







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