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第2回:EVの「エコ度」はどこで決まるのか?

さてさて、前回は「EVは走る前からCO2を多く出す」という、ちょっとショッキングな話をしました。
でもここからが本題です。
本当にエコかどうかを決めるのは、ズバリ──どんな電気を使うかなんです。

つまり、EVの“エコ度”を決める最大の要因は、電力の作り方=電源構成(エネルギーミックス)

これを聞くと、「え、車の話なのに電力の話?」って思う人もいるかもしれないけど、
EVって要は「車の形をした家電」なんですよ。
だから、電力のクリーンさがそのまま環境性能に直結する。


◆ 国ごとに違う「EVのエコ偏差値」

たとえばヨーロッパの北の国ノルウェー。
発電のほとんどが水力や風力などの再生可能エネルギー。
だからEVで走ってもCO2ほぼゼロ。もう文句なしの“理想郷”です。

一方、アメリカは州によってバラバラ。
カリフォルニアみたいに再エネ比率が高い州ではかなりエコだけど、
石炭火力が多いテキサスやインディアナではまだ課題が多い。

そして日本──2025年現在、化石燃料依存がまだ高くて約7割。
だから、同じEVでも日本で充電した方がCO2が多く出るんです。
ちょっと悲しいけど、これが現実。

でもね、これから日本も変わっていく。
政府は2030年までに再エネ比率を36〜38%まで引き上げる計画を立てている。
つまり、EVの“エコ偏差値”もじわじわ上がっていくってこと。

そう考えると、EVは“今エコ”じゃなくても“未来のエコ”に備えた選択なんです。






◆ EV推進派と懐疑派、それぞれの言い分

このテーマ、めちゃくちゃ意見が割れてるんですよ。
というわけで、両陣営の主張を整理してみました👇

立場主張根拠・背景
EV推進派「EVは地球を救う!」走行中のCO2ゼロ、都市の大気改善、再エネと相性◎
EV懐疑派「EVは隠れCO2製造機だ」バッテリー製造時のCO2多い、資源問題、電力がクリーンでない

どっちも正しい部分がある。
でも俺の結論はこうだ。

「EVは“現時点では完璧じゃない”けど、“将来に向けて最も希望がある”技術」

だって、ガソリン車は技術的にもう限界。
改良してもCO2をゼロにはできない。
でもEVは、電力がクリーンになれば勝手に環境負荷が減っていく。
これ、すごくない?


◆ ちょっと脱線:「エコ」ってそもそも何?

ここで一度、原点に戻って考えてみよう。
「エコ」って何?

“環境に優しい”とか“地球にいいこと”って言うけど、
それってどこまでを指してるんだろう?

俺の考えでは、エコって「環境負荷を減らしつつ、人間の生活も成り立つバランス」だと思う。
つまり、“ゼロインパクト”じゃなくて“マイナスを最小化する努力”

だから、「EV=完全な正義」でも「EV=悪」でもない。
両方の面を見ながら、よりマシな方向を選ぶことが大事なんだ。

(いやほんと、白黒つけたがる人多いけど、現実はグレーゾーン多いのよ(^^;)






◆ 現場レポート:EVの“静かな革命”

最近、街を歩いてて気づいたんだけど、タクシーとか配送トラックにEVが増えてるよね。
実はこれ、企業側にもちゃんと理由があるんです。

  • ガソリン代の節約(長距離走るほどお得)
  • 企業の“環境アピール”になる
  • 都市部での排ガス規制への対応

つまり、企業も「エコで儲かる仕組み」を作り始めてるってこと。
この流れ、個人にも波及していくはず。

たとえば、EVを家の蓄電池として使う「V2H(Vehicle to Home)」とかね。
停電時に車の電気で家の冷蔵庫を動かせるって、ちょっと未来感じるじゃない?(°∀°)

これ、地味に防災にも役立つし、電力を賢く使うライフスタイルの第一歩だと思う。


◆ まだある!EVの見落としポイント

ここまで良い話も悪い話もしてきたけど、
実はあんまり注目されてない“地味だけど大事な問題”がある。

① タイヤとブレーキの摩耗(PM2.5問題)

EVはバッテリーの分だけ重い。
だから、タイヤやブレーキの摩耗が多くなりがち。
実はこの“粉”が、PM2.5(微小粒子状物質)の原因になってるんだ。

「排ガスゼロでも粉が出る」──これが新しい時代の課題。
最近では「非排気ガス対策タイヤ」なんて研究も進んでるらしい。すごいね。

② 電池リサイクルの壁

EVのバッテリーは寿命が10年ほど。
そのあとどうするの?って話。

実は今、使い終わったEV電池を再利用して「定置型蓄電池」にする試みが進んでる。
街のビルや商業施設のバックアップ電源に使われたりね。

バッテリーは使い捨てじゃなく、“2ndライフ”を歩ませる時代なんです。

③ 「エコ」を押しつけない文化

最後にこれ、個人的にすごく大事だと思ってる。
「EVに乗らない人=環境に悪い人」みたいな風潮、あれ、ちょっと違うよね。

人には生活スタイルや環境がある。
たとえばマンション住まいで充電設備がないとか、通勤距離が短いとか。
EVが最適じゃないケースもたくさんある。

だからこそ、「エコ」は競争じゃなくて選択肢であるべきなんだ。





◆ まとめ:「エコ」って、続けられることが一番のエコ

ここまで読んでくれたあなた、ほんとにありがとう(´∀`)

結論をもう一度整理しよう。

  • EVは「走る前」はエコじゃないけど、「走り続けるほど」エコになる。
  • 電気の作り方次第でエコ度が変わる。
  • 資源・リサイクル・非排気ガスなど、まだ課題は山ほどある。
  • でも、それでもEVは未来への希望がある。

要するに──

EVは、未来を“育てるエコ”なんです。

生まれたときは未熟でも、電力や技術が成長すればどんどんクリーンになる。
だから、俺たちのやるべきことは「見守って、育てて、改善する」こと。

うん、まるで子育てみたいだな(´・ω・`)(笑)










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