この記事でわかること:和金や琉金などの定番から、マニア垂涎のレア種まで、20種類以上の金魚を初心者にもわかりやすく解説。見分け方や鑑賞のコツ、名前の由来も押さえられます。
金魚すくいから世界の珍魚まで
夏祭りの屋台で金魚すくい。ポイが破れて水にズブッ…というトラウマを持っている人、俺だけじゃないよね?(^^;)
あの時の金魚、ほとんどが「和金」というフナに近い体型の品種なんだけど、実は金魚の世界ってめちゃくちゃ奥深いんですよ。琉金やらんちゅうといった定番もあれば、「なにこれ??」って二度見するレア種もたくさん。
今回はそんな金魚たちを、写真(イメージ)なしでも頭の中でスイスイ想像できるよう、わかりやすく説明していきます。
金魚の種類を整理する「3つの型」
金魚の品種は、大きく「体型」で分類すると理解しやすいです。

- ワキン型:フナに近いスマートな体型。泳ぎが得意で丈夫。
- リュウキン型:丸い体と大きな尾びれ。優雅に泳ぐ姿が魅力。
- ランチュウ型:背びれなし+丸い体型。日本の伝統品種に多い。
この3つを軸にして、それぞれの派生品種を見ていきましょう。
ワキン型:丈夫でスピード派
まずは金魚界の「陸上競技選手」、ワキン型から。

和金(わきん)
- 特徴:フナ体型に近いスマートな姿。尾びれは短めのフナ尾。
- 性格:活発で丈夫。初心者向け。
- 由来:日本で最初に広まった品種。金魚すくいの定番。
- 鑑賞ポイント:群れで泳ぐ姿が映える。横から見ると体の赤と白のコントラストが美しい。
コメット
- 特徴:ワキン体型+長〜い尾びれ(彗星の尾のよう)。
- 性格:和金よりやや繊細だが丈夫。
- 由来:アメリカで改良された品種。英語の「Comet(彗星)」から。
- 鑑賞ポイント:尾びれの優雅な動き。広い水槽でこそ映える。
朱文金(しゅぶんきん)
- 特徴:和金型の体+三色模様(赤・白・黒)。
- 性格:丈夫で活発。
- 由来:明治時代に誕生。中国語の「朱文」=赤い模様から。
- 鑑賞ポイント:黒模様の入り方は個体差が大きい。お気に入りの柄を探す楽しみあり。
リュウキン型:丸い体と大きな尾びれ
次は金魚界の「バレリーナ」、リュウキン型。

琉金(りゅうきん)
- 特徴:丸い体、大きな尾びれ、背びれあり。
- 性格:おっとり。泳ぎはゆっくり。
- 由来:中国から琉球(沖縄)経由で日本に入ったとされる。
- 鑑賞ポイント:横見で尾びれのひらひら感を楽しむ。水流は弱めに。
出目金(でめきん)
- 特徴:丸い体+飛び出した大きな目。
- 性格:視界が狭く、おっとり。
- 由来:中国から江戸時代に輸入。目が出ている=出目。
- 鑑賞ポイント:目の表情が愛嬌たっぷり。物にぶつかりやすいのでレイアウト注意。
丹頂(たんちょう)
- 特徴:全身白で、頭にだけ赤い丸模様。
- 性格:やや繊細。
- 由来:日本の丹頂鶴に似ていることから。
- 鑑賞ポイント:真上から見ると頭の赤が映える。白地が汚れやすいので水質管理必須。
ランチュウ型:日本の伝統美
最後は金魚界の「座敷芸者」、ランチュウ型。

らんちゅう
- 特徴:背びれなし、丸い体型、頭部に肉瘤。
- 性格:ゆったり、やや繊細。
- 由来:江戸時代に確立、日本独自の美意識の象徴。
- 鑑賞ポイント:真上から見るのが基本。泳ぎの優雅さを堪能。
江戸錦(えどにしき)
- 特徴:らんちゅう体型+三色(赤・白・黒)。
- 性格:らんちゅうに準ずる。
- 由来:東京(江戸)で作出。
- 鑑賞ポイント:模様のバランスが命。同じ柄は二つとない。
土佐錦(とさにしき)
- 特徴:らんちゅう型+長い尾びれ。
- 性格:繊細で飼育難易度高め。
- 由来:高知県土佐地方で作られた。
- 鑑賞ポイント:尾びれの動きが雅。上見で尾の広がりを楽しむ。
ここまでで金魚界の主要3型と代表品種を押さえました。まだまだ紹介したい珍品・変わり種が山ほどあるので、このあと後半戦として一気にいきます!
マニアック&珍しい品種たち
さて、ここからは金魚好きなら一度は見てほしい「変わり種」コレクション。水族館や専門店でしか出会えないレベルもありますが、知ってるだけで金魚トークの幅が広がります。

頂天眼(ちょうてんがん)
- 特徴:目が真上を向いている。
- 性格:視界がほぼ上方向だけなのでマイペース。
- 由来:中国で「天を仰ぐ姿が縁起がいい」とされて人気に。
- 鑑賞ポイント:上から見ると目が合ってる気分になる(気のせいかも)。
水泡眼(すいほうがん)
- 特徴:目の下に透明な袋(水泡)がぶら下がっている。
- 性格:袋が破れやすいので超デリケート。
- 由来:袋が水泡のように見えることから。
- 鑑賞ポイント:動きがとてもゆっくりなので、優雅さをじっくり味わえる。
オランダ獅子頭(おらんだししがしら)
- 特徴:大きな尾びれ+頭にコブ(獅子頭)を持つ。
- 性格:おっとり、堂々としている。
- 由来:中国からオランダ経由で世界に広まったとされる。
- 鑑賞ポイント:尾びれとコブのボリューム感。ゴージャス系の代表。
パンダ出目金
- 特徴:白と黒のツートンカラー+出目。
- 性格:出目金と同様に視界は弱め。
- 由来:色がパンダを連想させるため。
- 鑑賞ポイント:白黒のバランスは個体差大。お気に入りの模様を探す楽しみあり。
桜錦(さくらにしき)
- 特徴:透明鱗に赤い模様が乗った淡いピンク調。
- 性格:比較的おっとり。
- 由来:桜の花びらを思わせる色合いから。
- 鑑賞ポイント:光の加減で透け感が変わる。春先に似合う金魚No.1。
地金(じきん)
金魚鑑賞のコツ
- 角度を変えて観察 上見・横見・斜め見で表情やフォルムが変わる。
- 泳ぎ方を見る 活発なのか、ゆったりなのかで性格が垣間見える。
- 模様の入り方に注目 同じ品種でも柄のバランスは全く違う。
- 尾びれの形 短尾・長尾・三つ尾などの違いが美しさを左右する。
よくある誤解
- 「珍しい模様は全部高級品」 → 模様の珍しさは価格に影響するけど、健康や品種の完成度も重要。
- 「丸い金魚は全部リュウキン型」 → 背びれの有無でランチュウ型との違いをチェック。
- 「尾びれが長いほど泳ぎが得意」 → 実は逆。長尾は水の抵抗でスピードが落ちる。
まとめ
今回紹介したのは金魚界のほんの一部。それでも、ワキン型・リュウキン型・ランチュウ型の3分類を知っていれば、新しい品種に出会ってもだいたいの系統がわかるはずです。
金魚の魅力は、形や色だけでなく、ゆらめく泳ぎや性格にもあります。同じ品種でも個性は十人十色。次に金魚屋さんや展示会に行ったら、ぜひ「型」「模様」「動き」の3ポイントで観察してみてください。
次回予告
第3回は「金魚の飼育・文化・ビジネス裏話」。江戸時代から続く金魚文化、高級金魚の世界、そして金魚をめぐる意外な産業の話まで。あなたの知らない金魚の裏側を掘り下げます。
お楽しみに!(^^)


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