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第1回:迷惑メールはなぜ消えない? ― あの手この手の正体を小市民目線で解剖する

テクノロジー

毎日毎日、ほんとひっきりなしに来る迷惑メール。
朝起きてメールを開いた瞬間に「未読99+」とか見えると、それだけでHPが削られる。
しかも内容がひどい。

「娘さんが横領しました」
……いやいや、うちの娘、まだ学生だわ!!
ってツッコミを入れつつも、正直ちょっとドキッとしたのも事実。

これ、冷静に考えられる状況じゃなかったら、引っかかる人がいても不思議じゃない。
というわけで今回は、

  • そもそも、なぜ迷惑メールは無限に届くのか
  • どうやってメールアドレスを見つけているのか
  • なぜ人は騙されてしまうのか
  • じゃあ、どう付き合えばいいのか

このあたりを「小市民キョウ目線」で、できるだけ分かりやすく解剖してみる。


迷惑メールは「ビジネス」だと思うと一気に腑に落ちる

まず大前提。
迷惑メールって、嫌がらせでも愉快犯でもない。

完全にビジネス。
しかも、めちゃくちゃ効率のいいビジネス。

1通送るコストは、ほぼゼロ。
100万通送って、たった1人が1万円払えば黒字。

打率で言うと0.0001%。
野球だったら即クビだけど、この世界では大成功。

だから止まらない。
むしろ「やめる理由がない」。


「どこで俺のアドレス知ったんだ問題」の正体

これ、みんな一度は思うよね。

「俺、そんな怪しいとこに登録してないんだけど?」
「身内しか知らないアドレスなのに?」

結論から言うと、理由はだいたいこの3つ。

1. 名簿はもう世界を巡っている

過去にどこかのサービスで情報漏洩が起きる。
その名簿が売られる。
さらに転売される。

自分は何も悪くなくても、
「登録した先がやらかした」だけでアウト。

これはもう交通事故みたいなもの。

2. メールアドレスは「作れる」

実は、メールアドレスって推測可能。

例えば、
tanaka@gmail.com
tanaka01@gmail.com
tanaka1975@gmail.com

こういうのをプログラムで総当たりする。
これを「辞書攻撃」って呼ぶ。

当たったかどうかは、メールを送ってみれば分かる。
返ってこなければ「生きてるアドレス」。

……雑だけど、数を撃てば当たる世界。

3. 開いた瞬間に「生存確認」されることもある

怖い話を一つ。

迷惑メールの中には、
「1ピクセルの画像」が仕込まれていることがある。

メールを開いて画像が表示された瞬間、
「このアドレスは生きてるぞ」と相手に通知が飛ぶ。

返信しなくてもアウトな場合がある。
これ、知らないと普通に踏む。





なぜ「身内ネタ」「緊急ネタ」が多いのか

娘がどうの、口座が凍結、至急確認、24時間以内。

これ、全部狙いは同じ。

考える時間を奪う。

人は冷静なときは、だいたい騙されない。
でも、

  • 家族に危険が及ぶかも
  • 今すぐ対応しないと損する
  • 自分だけが知らない状況

この状態になると、判断力が一気に落ちる。

これは心理学的にも有名で、
「ソーシャルエンジニアリング」と呼ばれる手口。

要するに、技術よりも心を攻めてくる。

……正直、卑怯。





フィルタをすり抜けてくる理由

「最近のメールソフトって賢いんじゃないの?」
と思うよね。

実際、かなり賢い。
でも相手も進化してる。

  • 文字を画像にする
  • 変な空白を入れる
  • 一文字ずつ表記を変える

AI vs AI のいたちごっこ。

だから、

フィルタを通った = 安全
ではない。

最後は人間の疑い深さが頼り。


よくある誤解を一気に潰しておく

ここ、大事なのでズバッと。

  • 「配信停止を押せば止まる」 → 逆効果
  • 「大手企業名だから安心」 → 表示名は偽装できる
  • 「スマホだから安全」 → 全然そんなことない
  • 「日本語が自然だから本物」 → 今はAIが書く

特に「配信停止」。
あれ、相手に「このアドレスは反応する」と教えてるだけ。

善意を逆手に取る設計。
ほんと性格悪い。





じゃあ、どうすればいいのか(現実的な答え)

撲滅。
……したいけど、現実的には無理。

なので戦略を変える。

基本はこの3つ

  • 開かない
  • クリックしない
  • 返信しない

そして、

公式情報は必ず「自分で検索して確認」

メールのリンクは使わない。
アプリか公式サイトに直接行く。

これだけで、被害確率は激減する。





まとめ:迷惑メールは「砂漠に水を撒く商売」

迷惑メールは、砂漠に向かって自動散水しているようなもの。

どこに花が咲いているか分からない。
でも、水はタダ同然。

たった一輪でも咲けば儲かる。

だから止まらない。
だから感情を動かしに来る。

仕組みを知ってしまえば、
「またか」で済ませられるようになる。

知らないことが一番のリスク。
知っていれば、かなり防げる。

……とはいえ、受信箱が汚れるのは許せないけどね。

まぁ、今日も淡々と削除しますか。









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