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第2回:それでも来る迷惑メール ― 技術の裏側と「人間が最後に狙われる理由」

テクノロジー

前回は、
「迷惑メールは感情論じゃなく、超合理的なビジネス」
というところまで話した。

今回はもう一段深く潜る。

・なぜ技術的に止めきれないのか
・なぜ最終的に“人間”が狙われるのか
・企業や個人は、どこで防げるのか

このあたりを整理してみる。


迷惑メールは「技術的にはかなり防がれている」

意外に思うかもしれないけど、
メールの世界って、実は相当ガチガチに守られてる。

代表的なのが、この3つ。

  • SPF
  • DKIM
  • DMARC

横文字が並ぶと拒否反応が出るけど、
超ざっくり言うと、

「このメール、本当にその会社から来てる?」
をチェックする仕組み。

昔は、送信元なんて名乗り放題だった。
今は「身分証チェック」が入る。

だから、昔よりは確実に減っている。

……減ってはいる。

でも、ゼロにはならない。


なぜなら「正規ルート」も悪用されるから

ここが厄介。

最近増えているのが、

正規のメール環境を乗っ取って送る

つまり、

  • どこかの会社のメールアカウントが乗っ取られる
  • その会社の正規サーバーから迷惑メールが送られる

これ、技術的には「本物」。

認証も通る。
ドメインも正しい。

フィルタ側からすると、

「え? 正常じゃん?」
ってなる。

だからすり抜ける。





ここで登場する「人間という最大の脆弱性」

結局、最後に狙われるのは人。

システムは疲れない。
感情も揺れない。

でも人間は、

  • 焦る
  • 勘違いする
  • 思い込みに弱い

ここを突かれる。

特に狙われやすい瞬間がある。

  • 忙しいとき
  • 疲れているとき
  • 家族やお金の話が出たとき

これ、誰でも起きる。

だから、

「自分は大丈夫」って思ってる人ほど危ない。





企業がやるべきこと、個人ができること

ここ、分けて考えた方がいい。

企業側

  • DMARCなどの認証設定をちゃんとする
  • 社員教育で「事例」を共有する
  • 怪しい時は相談していい空気を作る

技術7割、人間3割。
でも最後の3割が致命傷になる。

個人側

  • 反応しない
  • 即判断しない
  • 必ず別ルートで確認する

特別なスキルはいらない。

「一呼吸おく」
これだけで助かるケースが多い。





迷惑メールがなくならない本当の理由

ここまで来ると、答えはシンプル。

なくならない理由は、儲かるから。

そして、

人間がいる限り、完全防御は無理。

これは悲観じゃなく、現実。

だから目指すのは、

「ゼロ」じゃなくて「被害ゼロ」。

届くのは仕方ない。
でも、引っかからなければ勝ち。


次回予告:じゃあ、具体的にどう見抜く?

次回は実践編。

・怪しいメールの具体的な見抜き方
・本文のどこを見るべきか
・URL・差出人・文章のチェックポイント

このあたりを、
「あるある例」を使って解剖する予定。

受信箱を横に置きながら読むと、
たぶんニヤッとできるはず。




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