国会中継で議員がウトウトしてる映像、見たことありますよね。
昔のオレは、あれを見るたびに心の中で叫んでました。「税金で寝るな!」って。分かる。めちゃくちゃ分かる。
でもさ。ちょっとだけ理性を取り戻して、現象をバラしてみると、「個人の怠慢」だけで終わらせるの、もったいないんですよ。
この記事では、国会の居眠りが起きる理由を“サボり以外”の角度からも見て、最後に「じゃあどうすれば減るの?」まで、できるだけ分かりやすく整理します。
まず結論:居眠りは“言い訳できない瞬間”と“構造で起きる瞬間”が混在してる
最初に結論だけ言うと、こうです。
- 完全アウトな居眠り:明らかに継続的に寝てる/重要局面で落ちてる/体調不良でも対策せずに出てる
- 構造で起きやすい居眠り:長時間・受け身・空気環境・睡眠不足が重なって「人間が負ける」
つまり、「サボりだ!」で100%片付く話でもないし、「忙しいんだから仕方ない」で免罪できる話でもない。
この“中途半端な真実”がいちばん腹立つんだけど、現実ってだいたいそうなんだよね(腹立つ)。
なぜ国会は眠くなりやすいのか?──原因を4つに分解する
原因1:そもそも長い。長すぎる。
国会の審議、とくに予算の時期は「朝から晩まで」が普通に起きます。
しかも議員の仕事って本会議や委員会だけじゃなくて、事前の打ち合わせ、地元対応、党内の会議、各種ヒアリング……と、表に出ない予定が山ほどある。
ここで小市民の本音を言うと、忙しいなら忙しいで「寝ない設計」に変えてほしいんですよ。忙しいのは免罪符じゃない。忙しいなら設計を変えろ。はい次。
原因2:会議の性質が“受け身”になりやすい
国会って「鋭い議論の殴り合い」みたいなイメージがあるじゃないですか。現実は、場面によっては“朗読”に近い時間も発生します。
自分が発言しない時間が長い、しかも話の展開が読める、さらに資料も事前に分かってる……。
この条件が揃うと、人間の脳は「今、がんばって処理しなくても大丈夫」と判断しがちです。要するに省エネモード。省エネは正義。でも国会でやるな。
原因3:空気の問題(これ、意外とバカにできない)
人が集まる室内で換気が弱いと、二酸化炭素(CO2)が上がります。CO2が上がると眠気や集中力低下が起きやすい、という研究が出ています。
さらに日本では、建築物の環境衛生の基準として「CO2 1000ppm以下」みたいな目安が明示されています。
国会議事堂は歴史ある建物で、完成は1936年。もちろん改修もしてるけど、「最新の会議室みたいに最適設計!」とはいかない部分もあるはずで、ここは構造側の話になってきます。
ここ、ポイントはこれ。
居眠りがゼロにならない会議は、個人を叱る前に“空気”を疑え。
会社の会議でも同じだよね。午後イチの会議室、換気悪いと死ぬほど眠い。オレは知ってる。何度も負けた。
原因4:睡眠不足の“積み上げ”
睡眠不足って、ある日ドカンと倒れるというより、じわじわ判断力が落ちて、最後に「スン…」って落ちます。
テレビに映るのは、その「スン…」の瞬間だけ。切り取られると、印象は最悪になります。
だからと言って「切り取りだ!」で終わりじゃなくて、切り取りされる状況を作ってる時点で負け、というのも事実。
“居眠り=サボり”派と“居眠り=構造”派を、ちゃんと同じ土俵に上げる
議論が荒れる理由は、だいたいこれです。
- サボり派:税金、責任、緊張感、成果。寝るのは論外。
- 構造派:長時間、受け身、空気、睡眠不足。人間の限界。
両方とも言ってることは分かる。
で、オレの結論はこう。
「サボりが混ざる構造」こそ問題。
つまり、構造が眠気を呼ぶ環境を作り、その中にサボり気質が混ざると、国民の怒りが爆発する。
逆に言うと、構造が改善されて「眠くなりにくい設計」になれば、サボりっぽい人はより目立つ。そうすると“対処すべき対象”がクリアになる。
これ、組織運営あるあるです。仕組みを整えると、問題が見えやすくなる。だから仕組みを整えるのが先。
図で整理:居眠りが起きる「負けパターン」
| 要素 | 起きること | 小市民コメント |
|---|---|---|
| 長時間 | 集中が持たない | 人間はバッテリー式です |
| 受け身 | 脳が省エネモードに入る | 聞くだけ会議は眠気製造機 |
| 空気(換気) | 眠気・判断力低下が起きやすい | 空気は無料じゃない |
| 睡眠不足 | 一瞬で落ちる | 「スン…」の瞬間が撮られる |
| 切り取り | 国民の印象が最悪化 | 映像は強い。現実はもっと複雑 |
ここが落とし穴:「忙しいから仕方ない」で終わると、国会は永遠に眠いまま
忙しいのは分かった。じゃあ改善しよう。これが本筋です。
「忙しいんだから許して」は、仕事でも通らないよね。オレらだって、忙しいときほど“仕組み”を直して事故を減らすでしょ。
国会も同じで、個人攻撃だけしても再発します。むしろ“個人攻撃でスッキリした気分”が危険。スッキリしてる間に、仕組みは何も変わってないから。
じゃあどうすれば減る?──現実的な改善案(理想論じゃなく)
改善案1:審議の「設計」を変える(長時間・受け身を減らす)
- 長時間を前提にしない(区切りを増やす)
- “朗読タイム”を減らして、論点を先に示す
- 質問と答弁の構造を、国民にも分かる形に整理する
会議って、構造が悪いと「参加してるのに頭がいない」状態が量産されます。国会がそれをやってどうする。
改善案2:空気の見える化(CO2モニターの導入・公開)
これ、個人的にはかなり効くと思ってます。
CO2を測って、一定以上なら休憩・換気を入れる。職場でも効果あります。
さらに公開すると、国民側も「今日は空気が悪いのかも」という視点が持てる。もちろん免罪符にはしない。あくまで“データ”として。
改善案3:体調不良のルール化(休む勇気を制度にする)
体調不良で出席して落ちるくらいなら、最初から交代できる仕組みの方がマシです。
「休むと叩かれる」文化があると、無理して出て、結局寝落ちして炎上する。最悪のコンボ。
改善案4:国民側も“映像だけ”で判断しない訓練をする
これは耳が痛い話だけど、メディアの切り取りはゼロになりません。
だから「寝てる映像=即、結論」じゃなくて、少なくとも「何の審議の、どの局面か」を一回確認する癖は持ちたい。
怒るのは、その後でも遅くない。怒りの前に、事実確認。小市民の武器はここ。
まとめ:怒りは正しい。でも“怒りの使い方”を間違えると、何も変わらない
国会の居眠り、腹が立つ。これは健全です。税金を払ってる側として当然の感情。
ただ、その怒りを「個人の怠慢だ!」だけに向けると、仕組みは変わらず、同じ映像が毎年流れます。永遠に。
オレが見たいのは、議員が眠いか眠くないかじゃなくて、国会が「眠くならない設計」に近づいていくこと。
次に居眠り映像を見たら、こう考えてみるのはどうでしょう。
「この会議、なぜ人間が負ける設計になってるんだろう?」


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