財布の中に、当たり前のように入っている1円玉。
正直、「まあ1円でしょ?」って扱いだよね。
でもね。これ、作るのに1円じゃ済んでない。
むしろ──
作るたびに国が赤字になるコインなんだよ。
今回はそんな「かわいそうな1円玉」の正体を、
小市民代表・キョウ目線で、できるだけ分かりやすく整理してみる。
結論から言うと:1円玉は赤字商品
まず結論。
1円玉1枚を作るコストは、おおよそ2.5円〜3円前後。
「え?3倍?」ってなるよね。
ぼくも最初は「そんなバカな」って思った。
でもこれは都市伝説じゃなくて、
財務省や造幣局が出している公式データをもとにした話。
つまり国は、
1円を発行するたびに約2円の損をしている。
じゃあ、何にお金がかかっているの?
「アルミを丸く切って、ポンでしょ?」
…って思うよね。ぼくもそう思ってた。
でも実際は、けっこうガチ。
① 材料費:純度ほぼ100%のアルミ
1円玉はアルミニウム100%。
しかも不純物がほとんどない高品質。
重さはちょうど1グラム。
アルミの国際価格が上がると、ここで即ダメージ。
② 加工費:意外と重たい固定費
溶かす → 板にする → 打ち抜く → 模様を刻む。
この工程、全部エネルギーと人手が必要。
電気代、人件費、機械の維持費。
ここが一番コストを押し上げてる。
③ 物流・管理コスト
作って終わりじゃない。
銀行に流通させるまでの輸送・管理も全部コスト。
「負のシニョリッジ」って何?
ここでちょっと経済用語。
シニョリッジ(貨幣発行益)っていうのは、
「お金の額面 − 製造コスト」の差。
1万円札は、数十円で作れる。
だから発行するほど国は得をする。
でも1円玉は逆。
額面1円 − 製造費3円 = マイナス2円
これを「負のシニョリッジ」って呼ぶ。
それでも、なぜ1円玉を作り続けるのか
ここが一番の疑問だよね。
理由はシンプルで、3つある。
① 法律で決まっている
日本の法律では、
国は必要な硬貨を供給する義務がある。
「赤字だからやめます」は通らない。
② 1円単位の信頼を守るため
101円の商品を、101円で買える。
この「当たり前」が崩れると、価格の信頼が揺らぐ。
1円玉は、
通貨システムの最小単位のアンカー。
③ 現金派がまだ存在する
キャッシュレスが進んでも、
現金しか使えない人・場所はまだある。
よくある誤解、まとめて潰す
1円玉を溶かしたら儲かる?
無理。というか違法。
貨幣を溶かすのは法律で禁止されてる。
1円玉って安物でしょ?
むしろ逆。
品質はかなり高い。偽造防止も本気。
キャッシュレス化でそのうち消える?
可能性はあるけど、
法律改正と社会的合意が必要。
小市民的まとめ
1円玉は、
効率だけ見たら真っ先に切られる存在。
でも、
- 価格の信頼を守る
- 現金インフラを支える
- 「1円単位で払える」安心感を維持する
そのために、
赤字を承知で作られている。
なんかこう…
不器用だけど、いなくなると困るやつ。
1円玉って、ちょっと人間くさい。


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