「無線通信ってさ……正直よく分からん!!(笑)」
……これ、キョウだけじゃなくて、世の中の多くの人が思っていることなんじゃないかと密かに感じております(^^;)
スマホ、Wi-Fi、Bluetooth、5G、LPWA……名前は知ってるけど、実際「どう違う?」と聞かれると怪しい。
そしてもっと言うと、「繋がらない」「途切れる」「遅い」この3兄弟、あいつら何者なんだ??」
ってことすら分からない。俺も長年そうでした。
でもね、実は無線通信って“物理”なんですよ。
魔法ではない、電波という“見えない物体”をどう飛ばすかの世界。それが理解できると、
「あ、そりゃ繋がらんわ(笑)」
と納得できるようになる。
今回は、そんな「見えない世界」を初心者でもスッと理解できるように、そしてキョウ的な小市民目線(笑)で、ゆっくり丁寧にひも解いていきます。
- この第1回で分かること
- 無線通信の正体は「空中に走る見えない道路」
- 無線通信は「距離」「速度」「電力」がトレードオフの世界
- 無線通信の主役たちを“地図”で見てみよう
- “電波は壁に弱い”という当たり前の事実
- 無線通信の“渋滞”という見えない現象
- 誤解しやすいポイント
- 無線通信の“目に見えない舞台裏”をもっと深掘りしよう
- 電波が弱くなる正体は「空気の摩擦みたいなもの」だった
- 電波の“混雑”は、人間で言うと「全員が同時に喋ってる状態」
- Wi-Fiでも“隣の部屋のテレビ”が原因で遅くなることがある
- 「接続数が多い」とWi-Fiは“CPU疲労”で遅くなる
- 「電波の強さ」と「通信速度」は別物という真実
- 無線通信の「基礎」を完全に自分の言葉で説明できるようにまとめてみる
- 第1回のまとめ
この第1回で分かること
- 無線通信が“そもそもどういう仕組みで動いてるのか”の全体像
- 「距離・速度・電力」の三角バランスという核心ポイント
- なぜ同じ無線でも特徴がバラバラなのか?の理由
- スマホやWi-Fiで何が起きているのか?の“見えない舞台裏”
- 初心者が絶対に誤解する「電波の強さ=速さ」問題の正体
そしてこの第1回は、シリーズの“土台”になります。
これさえ理解すれば、もう「無線、よく分からん(^^;)」とは言わなくて済むようになります!
無線通信の正体は「空中に走る見えない道路」
まずね、無線通信って“道路”だと思ってください。
しかも、めっちゃ高速道路や、細っっっい田んぼ道みたいなものまでいろんな種類がある。
ここでいきなり例え話だけど、キョウ家の近くでも、
「大きい道路は車がビュンビュン走るけど、家の近くの細い道は車同士すれ違えない!」
とかあるじゃないですか。
無線通信も同じ。
- 車線が多い → 速い(帯域幅が広い)
- 遠くまで伸びている → 長距離向き(周波数が低い)
- 狭くて細い → 遅いけど電気代が安い(省電力)
だから、そもそも全部「同じ電波」ではないんです。
設計思想が違う。使われる目的が違う。
これを理解しないまま「Wi-Fi遅い!」「Bluetooth切れる!」と言っていると、そりゃ原因が分からずモヤモヤしますよね(^^;)
無線通信は「距離」「速度」「電力」がトレードオフの世界
そして無線通信の基本中の基本。ここが分かるとすべてが分かる。
★ 3つの要素のバランスで決まる
| 要素 | 意味 | イメージ |
|---|---|---|
| 距離 | どれくらい遠くまで電波が届くか | 大声で叫ぶと遠くの人に届く |
| 速度 | どれくらい大量のデータを運べるか | 車線が多い道路ほど大量輸送ができる |
| 電力 | どのくらい電池を食うか | 大声で叫び続けると疲れる(バッテリー消費) |
この3つ、絶対に同時に全部は手に入らないという宿命があります。
例えば:
- 遠くまで飛ばしたい → 速度は落ちる(LPWA)
- 高速で通信したい → 電力が必要(5G)
- 省電力にしたい → 近距離・低速になる(Bluetooth)
だから「最強の無線通信」は存在しない。
使うべき場所・状況で最適な無線が変わるわけです。
無線通信の主役たちを“地図”で見てみよう
ここで図をひとつ。
これは無線通信を「距離 × 速度」の位置関係でマップ化したものです。
この図を見るとすぐ分かると思うけど、
- Wi-Fi → 近距離・高速の王様
- 4G/5G → 中〜長距離の万能選手
- Bluetooth → ごく近距離の省電力マン
- LPWA → 遅いけど超遠距離の特殊部隊
こんなイメージで捉えると、 「え、Bluetoothって遅いの?」 「LPWAって聞いたことあるけど何者?」 という謎がスッキリ見えてきます。
“電波は壁に弱い”という当たり前の事実
初心者が一番ハマる罠がこれ。
周波数が高い電波ほど、壁に弱い。
Wi-Fi の 5GHz や 5G の一部(ミリ波)はスピードモンスターなんだけど、 壁があると一気に弱くなる。
たとえば:
- 窓際は5G入るのに、トイレは圏外(←あるある)
- Wi-Fiルーターから2部屋離れると急に遅くなる
- Bluetoothイヤホンが壁越しだとブツっと切れる
これ、全部同じ原理。 電波は壁に弱いのだ。
なので、原因が分からず「イヤホン壊れてる!?」「Wi-Fi調子悪い!」と焦っていた昔の俺に言ってやりたい……
「いや、それ物理現象です(^^;)」
無線通信の“渋滞”という見えない現象
電波は道路だと説明しましたが、道路には“渋滞”があるように、無線にも“混雑”があります。
Bluetoothが音飛びするのは、
- Wi-Fi(2.4GHz)
- 電子レンジ
- 他のBluetooth機器
みんな同じ道路(2.4GHz帯)を使っているから。 つまり 大渋滞。
これ、知らないと永遠に「イヤホンがダメなの?」と誤解し続ける原因になります。
誤解しやすいポイント
誤解①:アンテナ(電波強度)が強い=通信が速い
残念ながら違います。
アンテナはあくまで“声が届くかどうか”。道路の広さ(速度)とは別物。
誤解②:5Gは全部めっちゃ速い
いや、速いのもあるけど、届きにくいものもある(特にミリ波)。
誤解③:Bluetoothはギガを使う
使いません(笑)
無線通信の“目に見えない舞台裏”をもっと深掘りしよう
さて、ここからは第1回の後半戦。
最初のパートでは「無線には種類がある」「特徴が違う」「壁に弱い」といった基本を押さえました。
でも、キョウさんが本当に知りたいのはこういうところじゃないですか?
- なんで、同じWi-Fiでも部屋ごとに速度が違うの?
- なんでBluetoothは“たまに”じゃなくて“やたら”音飛びするの?
- なんで4Gと5GとWi-Fiは全部違うのか?仕組みの何が違う?
- そもそも“電波が届く”ってどういう状態なの?
これらを理解するために、もう一段だけ深く踏み込んでみます。 とはいえ、難しい理論ではなく、キョウさんにも「おぉ…なるほど!(°д°)」となる“見える化”中心で説明します。
電波が弱くなる正体は「空気の摩擦みたいなもの」だった
電波は空気中を飛ぶ“波”ですが、飛んでいくほどエネルギーを失います。 いわば、空気との摩擦みたいなもの。
たとえば、学校の体育館で大声を出すと響いて届きやすいのに、 公園で同じ声を出してもそんなに遠くまで届かない。
これは、
- 空気に吸収される
- 地面に反射して散る
- 建物や木で遮られる
といった“減衰(げんすい)”が起きるからです。
もちろん、無線の世界でも同じことが起こってます。
★ 周波数が高いほど減衰は大きくなる
これが超重要ポイント。
- 2.4GHz → 壁をある程度すり抜ける(遠くまで飛ぶ)
- 5GHz → 壁で弱くなる(スピードは速い)
- 5Gミリ波(28GHz帯など) → 壁どころか空気でも弱くなる
つまり、5Gミリ波が「トイレに届かない」問題は不具合でも携帯会社の陰謀でもなく、単なる物理現象(笑)
電波の“混雑”は、人間で言うと「全員が同時に喋ってる状態」
次は混雑(干渉)について。
これ、すごく分かりやすい例があります。
飲み会の席で、全員が同時に喋ると相手の声が聞こえない。
あれが無線の世界でも起きてます。
★ 2.4GHzが渋滞地獄になりやすい理由
この周波数帯、世界的に「無料で使っていいよ」と解放されています。
その結果:
- Bluetooth
- Wi-Fi(2.4GHz)
- 電子レンジ
- コードレス電話
- ベビーモニター
- 防犯カメラ
など、とにかく大量の機器が同じ道路で走り回っている状態。
そりゃ渋滞しますよね(^^;)
つまり、Bluetoothイヤホンの音飛びは、
「Bluetoothの性能」ではなく「周囲の環境」が悪いパターンが大半。
イヤホンは悪くない(笑)
Wi-Fiでも“隣の部屋のテレビ”が原因で遅くなることがある
これは実際にめちゃくちゃあるパターン。
Wi-Fiの電波は、壁だけでなく“電子機器”でも弱くなることがあります。 たとえば:
- 電子レンジ(2.4GHzの大ボス級の干渉源)
- 大型テレビ(内部のノイズが強い機種あり)
- 水槽(電波は水に弱い)
- 防湿クローゼット
- 鏡(反射して逆方向に飛ぶ)
特に水槽やお風呂は“最悪レベルの壁”になります。
水=電波をめっちゃ吸収するから。
だから、風呂場の前だけWi-Fiが弱い家が多いのは完全に理屈通りなんです。
「接続数が多い」とWi-Fiは“CPU疲労”で遅くなる
さらに盲点なのがこれ。
Wi-Fiルーターは実は“小型パソコン”です。
つまり:
- 処理能力(CPU)
- メモリ
- 同時接続数の限界
が存在します。
★ ルーターが“疲れる”と起きる症状
- 急に速度が落ちる
- 接続が切れる
- 特定の端末だけ遅くなる
- 再起動すると治る(←あるある)
これ、ルーターの処理が追いつかなくて“過労状態”になってるだけ。 家族が増える・機器が増えるほど、ルーターへの負荷も増加します。
なので、数年前のルーターでスマホ・PC・タブレット・テレビ・Switch・見守りカメラを全部つないでると……
そりゃ落ちます(^^;)
「電波の強さ」と「通信速度」は別物という真実
これ、本当に間違える人が多いのでしつこく説明します(笑)
アンテナ(📶)は “声が聞こえるか” の指標。 でも、会話の内容(データ)がきちんと届くかどうかとは別の問題。
★ たとえるなら:
- 声は届いている(アンテナは4本)
- でも道路が激混み(回線が渋滞)
こういう状態、めちゃくちゃあります。
★ 典型例:イベント会場のネットが激遅
フェス、東京ビッグサイト、コミケ、花火大会…… 全部アンテナは立ってるのに遅い。
理由は簡単、人が多すぎて基地局がパンクしてるからです。
無線通信の「基礎」を完全に自分の言葉で説明できるようにまとめてみる
ここまで出てきた重要ポイントを、 キョウさんの中で“自分の言葉”に変換できるように整理してみます。
| テーマ | 本質 | 一言まとめ |
|---|---|---|
| 周波数 | 高いほど速いが弱い | 「高音ボイスは壁を通りにくい」 |
| 干渉 | 同一周波数の奪い合い | 「飲み会で全員喋ってる状態」 |
| 距離 | 遠くに飛ばすと速度は遅くなる | 「走るか叫ぶかはどっちか!」 |
| 速度 | 道路の車線数で決まる | 「広い道路は渋滞しにくい」 |
| 機器性能 | ルーターにもCPUがある | 「ルーターだって疲れる」 |
第1回のまとめ
ここまでを一言でまとめると、こうなる。
「無線通信は物理現象。最強は存在せず、使い方次第で変わる世界」



コメント