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第3回:そのメール、どこが怪しい? ― 実例で学ぶ「見抜き方の型」

テクノロジー

いよいよ最終回。

ここまでで、
迷惑メールが「儲かるから止まらない」こと、
技術的にはかなり防がれているけど、
最後に狙われるのは人間だ、という話をしてきた。

じゃあ、どうするか。

答えはシンプルで、
毎回ゼロから考えないこと。

実は、怪しいメールには「型」がある。
今日はその型を、順番に見ていく。


まず最初に見るのは「差出人の名前」じゃない

多くの人が最初に見るのがここ。

「Amazon」
「楽天」
「銀行名」

でもね、
表示名は一番信用しちゃいけない。

本当に見るべきは、
メールアドレスそのもの。

例えば、

  • amazon-support@xxxxxx.xyz
  • rakuten-info@free-mail.com

この時点でアウト。

大手企業が、
無料ドメインや意味不明なドメインを使う理由はない。




次は「本文の最初の一文」

怪しいメールほど、
冒頭が強い。

  • 至急ご確認ください
  • 重要なお知らせ
  • 不正なアクセスを検知しました

ここで一度、深呼吸。

本当に重要な連絡なら、
メール一本で済ませない。

アプリ通知、SMS、公式サイト。
複数ルートがあるはず。

メールだけ、は基本的に疑う。


URLは「文字」じゃなく「構造」を見る

リンク先、怖いよね。

でも、全部クリックしなくても判断できる。

ポイントは、

ドメインの一番右。

例:

  • https://amazon.co.jp/xxxxx → OK
  • https://amazon.co.jp.xxxxxx.com → アウト

人間の目は、
前半だけ見て「それっぽい」と思いがち。

でも住所は後ろが本体。

これは家の住所と同じで、
「東京都千代田区」って書いてあっても、
最後が全然違う国だったら意味がない。





文章が丁寧すぎるのも、実は怪しい

昔の迷惑メールは、
日本語が変だった。

でも今は違う。

AIが書くから、
むしろ丁寧で整っている。

じゃあ何を見るか。

  • やたら不安を煽る
  • 期限を切ってくる
  • 今すぐ行動させようとする

これがセットで来たら要注意。

「24時間以内」
「本日中に」
「至急」

冷静になる時間を奪うための装置。





添付ファイルは原則「触らない」

請求書、明細、写真。

気になる。
でも開かない。

企業が突然、
ZIPやExcelを送りつけてくることはほぼない。

「確認のために開いてください」
この一文が出たら、即ゴミ箱。


最強の対策は「別ルート確認」

結局これに尽きる。

怪しいと思ったら、

  • メールは閉じる
  • 公式アプリを開く
  • 自分で検索して公式サイトへ行く

メール経由じゃない確認。

これを習慣にすると、
ほぼ引っかからない。






「騙される人」は特別じゃない

最後に、これだけは言っておきたい。

騙される人は、
バカでも、IT弱者でもない。

むしろ、

  • 真面目
  • 責任感が強い
  • 人を疑わない

こういう人ほど狙われる。

だから、

疑うことは失礼じゃない。
守るための技術。





まとめ:迷惑メールとの正しい距離感

迷惑メールは消えない。

でも、
怖がる必要もない。

仕組みを知って、
見るポイントを決めて、
感情で反応しなければいい。

受信箱に来た瞬間、

「はいはい、またこの商売ね」

このくらいの距離感が、
一番ちょうどいい。

というわけで、
迷惑メール三部作、これにて完結。

今日も一通、静かに削除していこう。









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