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コーヒーはなぜ「悪魔の飲み物」と恐れられたのか

雑記

今日もコーヒー飲んでる?
ぼくはこれを書きながら、すでに2杯目。…いや、3杯目いくかどうかで理性と戦ってるところです。

さて今回のテーマはコーヒー
今や「朝のルーティン」「仕事の相棒」「眠気覚ましの最終兵器」みたいな顔をしてますが、 実はこの黒い飲み物、かつては本気で「悪魔の飲み物」と呼ばれて、禁止されかけた過去があります。

え? あのコーヒーが?
スタバじゃなくて悪魔?
MacBook開いてドヤってる場合じゃない。

でもね、これがちゃんとした歴史の話なんです。

この記事では、
「なぜコーヒーが恐れられたのか」
「なぜ最終的に世界中に広まったのか」
そして「今の私たちの常識って、どれくらい信用できるのか」

そんな話を、いつもの小市民目線で一緒に辿っていきます。


■ コーヒーの始まりは「修行のお供」だった

コーヒーの起源は、アフリカのエチオピア地方。
よくある有名な話だと「ヤギ飼いのカルディが、赤い実を食べて踊り出すヤギを見た」ってやつ。

…うん、ロマンはある。
でも正直に言うと、これはほぼ後世の創作です。

実際に歴史的に確認できるのは、15世紀ごろのイエメン。
イスラム教の神秘主義者たち(スーフィー)が、夜通し祈りや修行を続けるために 眠気覚ましとしてコーヒーを飲んでいた、という記録です。

今で言うと、
「深夜作業でエナジードリンク飲むエンジニア」
あれとほぼ同じ構図。

つまりコーヒーは最初から
・覚醒作用がある
・集中力を高める
・日常を変える力がある

そういう、ちょっと危ういポテンシャルを持った飲み物だったわけです。




■ 1511年、ついに「禁止」される

問題が起きたのは1511年、イスラム世界の聖地メッカ。

当時の統治者が、コーヒー店に集まって談笑し、議論し、夜遅くまで起きている人々を見てこう思いました。

「これ、酒と同じじゃないか?」
「理性を狂わせて、秩序を乱してるぞ?」

結果、コーヒーは宗教的に禁止(ハラーム)とされ、
街中の豆は焼き捨てられ、店は閉鎖。

完全にアウト判定。

でもここ、すごく大事なポイントで。

コーヒーが問題視された理由は、
「健康に悪いから」でも「味が不味いから」でもない。

人が集まり、語り、考え始めるからなんです。

権力側から見ると、これは結構怖い。
酔っ払いより、シラフで頭が冴えてる集団のほうが厄介だから。

最終的には、宗教権威の判断で
「コーヒーそのものは問題なし」とされ、禁止は解除されます。

でもこの時点で、コーヒーにはもう
「秩序を揺さぶる飲み物」というレッテルが貼られました。





■ ヨーロッパ到来。「悪魔の飲み物」爆誕

17世紀、コーヒーは地中海貿易を通じてヨーロッパへ。

ここでキリスト教圏の人たちが見たのは、

・真っ黒な液体
・イスラム圏から来た謎の飲み物
・飲むと目が冴える

そりゃ言われます。

「悪魔の飲み物だろ、これ」

実際、「これは異教徒の飲み物だから禁止すべきだ」という声が本気で上がりました。

ところが、ここで登場するのが教皇クレメンス8世。

周囲が「禁止を!」と訴える中、教皇はこう言います。

「まあ、飲んでから決めよう」

…強い。

一口飲んだ教皇、しばし沈黙。

そして一言。

「こんなに美味しいものを、悪魔に独占させるのは惜しい」
「洗礼して、キリスト教の飲み物にしよう」

この瞬間、コーヒーは公式にヨーロッパ社会へ受け入れられます。

敵の文化を排除するんじゃなく、
自分たちの文脈に取り込む

いやもう、政治力が高すぎる。





■ コーヒーハウスが「世界」を変えた

ロンドンに最初のコーヒーハウスができたのは1652年。

当時のヨーロッパ、正直に言うと、
人々は基本的にずっと軽く酔ってました。

水は汚いし、飲めば腹壊す。
だからビールやワインを水代わりに飲む。

そこに登場したのがコーヒー。

・酔わない
・頭が冴える
・会話が弾む

結果どうなったか。

コーヒーハウスは、
商人、学者、思想家が集まる「知の交差点」になります。

保険会社、新聞、株取引、科学革命。
その芽は、だいたいコーヒーハウスで育ちました。

「ペニー・ユニバーシティ(1ペニーで入れる大学)」と呼ばれたのも納得。

酒の文化が「勢い」なら、
コーヒーの文化は「理性」。

この飲み物が、近代社会のOSを書き換えたと言っても大げさじゃありません。





■ まとめ:常識は、あとから作られる

コーヒーは、
神の恵みとも、悪魔の誘惑とも呼ばれました。

でも今ではどうでしょう。

「飲まないと仕事できない」
「朝はコーヒーがないと始まらない」

完全に生活必需品。

ここで一つ、ぼくがいつも思うことがあります。

私たちが「文明的」「常識的」だと思っている習慣って、
時間を少し巻き戻すだけで、めちゃくちゃ怪しく見えるんじゃないか。

コーヒーは、合法的な覚醒剤。
でもそれを「文化」と呼ぶことで、私たちは安心して飲んでいる。

もしかしたら今、
「それ危なくない?」
「怪しくない?」

そう言われている技術や習慣も、
数百年後には「朝のルーティン」になっているかもしれません。

さて、次にコーヒーを飲むときは、
ちょっとだけ思い出してみてください。

その一杯、
昔は本気で「悪魔」扱いされてました。

…まあ、3杯目あたりからは、今でもちょっと怪しいけどね。




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